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第34話 行けるか?結界突破!! 魔蟲族四姉妹結成

ネメシス

「いや〜。正直な話言っていい?」


エイルメント

「うん。まぁ何となく分かるけど…。」


アラクネ

「まぁだいたい考えは同じですよね…。」


地竜を食べ始めて数口目で三人がそんな事を言い始めた。

まぁ何となく分かるね言いたい事。


飯がマズイ!!

地竜やっぱ肉固いのよ!!

味もあんまりしないし。


ネメシス

「ステータス的にボク達なら食べれなくはないんだけどねぇ。正直マズイよねぇ〜。」


顔を両手で抑えるネメシスさん。


エイルメント

「地竜が一番食べやすいんだけど、、、固いんだよな。」


めっちゃ噛み続けて未だに一口目が飲み込めてないエイルメントさん。


アラクネ

「あとは、正直飽きてしまいましたね。」


額に手を当てて俯いているアラクネさん。



まぁそうだよなぁ。私だけじゃなくて良かった〜。

改めて言おう。

飯が!!

マズイ!!

コッチの世界に来てから一切美味しいご飯を食べた事無かったと思うんだよねぇ。

いや〜。コレはそろそろダメだと思う。

私は現代っ子だよ?

飯マズで長生きしたくないよ?

なら美味い飯を探さないとねぇ?

フっ私は"強欲"なのだよ。


と言うか私は未だに洞窟以外の場所に行ったこと無いな。

洞窟の魔物と言えば…、虫系、ネズミ、地竜、あとは偶に蛇とか?

正直食べれる様な物ではないよねぇ。


なら地上ならどうだろう?

この世界がどうかは分からないけど、熊、猪、鹿辺りの魔物はいそうじゃない?

少なくとも洞窟の魔物より遥かに美味いと思うんだよねぇ。

よし。


(えっと。地上の生き物だったら美味しく食べれませんか?私結構地上に興味がありまして…。)


その言葉に目を丸くする"ネメシスさん"と"アラクネさん"そして悶え始めるエイルメントさん…。

何があったんだ?


ネメシス

「そ・れ・が・ねぇ? そこの馬鹿蜂が地上の魔王と勇者の戦争にちょっかい掛けやがったせいで、ボク達魔蟲族はこのクソ洞窟に封印されているんだよ〜。」


アラクネ

「おかげさまで、ここ千年は外に出られていませんね。」



エイルメント

「えっと…。いや〜。しっしかしだな!私は巻き込まれたから反撃しただけだったんだ!!」


なるほど。

危険扱いされて封印されているのか…。

てことは私もじゃん!!

どうしよう私の知らない所で詰んでんだけど?

こんな時にはチエさ〜んどうにかなりませんか?


『そうですねぇ。やるだけやりますか。《対魔蟲族結界》の解析を開始しますね。』


よろしく!!


エイルメント

「私が外に出た瞬間に戦地のど真ん中で攻撃されたんだぞ?!反撃するじゃぁん!!普通はさぁ!!ねぇ!シヴァちゃん!!」


私に振らないで?!

(いや〜。まぁ確かに反撃しますけど。)


エイルメント

「だよね!!ほら見たことか!!」


ネメシス

「だとしてもさぁ。その後に来た悪竜人の娘に喧嘩売る?馬鹿でしょ。ボクとアラクネならまだしもエイルメントは攻撃弱いんだよ?」


アラクネ

「基本攻撃が近接に状態異常上乗せですからねぇ?魔法ぐらい覚えたらどう?」


エイルメント

「あの後から覚えてるわ!!ナチュラルにディスるなぁ!!」


泣きそうだな。可哀想になって来た。


『報告。』

なぬ?!早いな。どうだった?

『現在、《対魔蟲族結界》は元来の約半分程度まで弱体化している模様。』

おや?と言うことは?もしや?

『条件次第で解除可能です。』

しゃぁ!!それで条件って?

『アラクネのユニークスキル「解析者」ネメシスのユニークスキル「見識者」エイルメントのユニークスキル「細精査」更にこの私"チエさん"こと「知恵者」を同時使用する事で解析を完了させ破壊します。』


そういえばこの三人、私と同じく解析系のユニークスキル持ってたわ!!

なるほど確かにユニークスキル4つで解析すれば行けるって事だね?

『はい。間違いなくいけます。』

よしゃ!そうと決まれば



(あのぉ〜。今私のスキルで解析してたんですけど、《対魔蟲族結界》が今半分程度まで弱体化してるっぽいんですけど私達4人のスキルで解析すれば多分突破出来ると思うのでやりませんか?)


ネメシス

「えっマジで?!」


アラクネ

「確かに私達全員、解析系のユニークスキルを持っていますし同調すれば突破出来るか…。と言うことは外に出られる?」


エイルメント

「はぁはぁ、うぅ…。」


(アレ?エイルメントさん?どうしました?)

なんか様子がおかしいな?ホントにどうした?


エイルメント

「シヴァちゃんあ゙り゙がどぅ゙!!」


泣きながら飛び付いてきたぁ!!そんなにか?そんなに嬉しいのか?!

てか苦しい…死ぬ…。


エイルメント

「一生外に出られないかと思ってたぁ~!!ずっと結界の突破の為に千年頑張って…。うわぁあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」


(分かりました!分かりましたから離れて…死ぬ。苦しい…。)


エイルメント

「かしこまらなくて良い私とシヴァはもう同格、姉妹だぁあ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙ぁ゙!!!あ゙り゙がどぅ゙妹ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙!!!」


苦しい…。死ぬ。ツッコんでる余裕が無い…。



ネメシス

「とりあえずシヴァちゃんから離れようか〜。エイルメント〜?」


そう言って両脇から腕を通して抑えながら引き離すネメシスさん。

力強ぇ〜。


アラクネ

「しかし妹ですか、、、。良いですね。シヴァちゃん。私の妹になりませんか?」


何言い始めてんの?この人。


ネメシス

「ズルいなぁ。ボクの妹の方が一番良いでしょ。ねぇ?シヴァちゃん?」


何言い始めてんのこの人達?妹?私を妹にしたいの?

ネメシスさん貴方確か私の祖先ですよ?

妹どころの騒ぎじゃないですよ?


エイルメント

「シヴァは私の妹だ!渡さん!!」


ネメシス

「それを決めるのはエイルメントじゃないよねぇ?」


アラクネ

「こうしていては埒が明きません。こうしましょう。四姉妹と言うことにして"シヴァちゃん"を末っ子としましょう。」


エイルメント

「まぁ私はシヴァの姉ならどちらでも構わんがシヴァの一番の姉は私だな。」


ネメシス

「てことは私は三女かぁ。まぁいっか。よろしくアラクネ姉さんとエイルメント愚姉さん。」


アラクネ

「適応が早いですねぇ。まぁ私が長女ですし宜しくお願いします。シヴァちゃん。」


なんか私抜きで話が進んでいる?!けど争われても困るし結界オーライかな?そうと決まればお姉ちゃん呼び出来そうならいこう。

(分かりました。宜しくお願いします。お姉ちゃん!)


ネメシス

「よぅしよぅし。とりあえず進化先に済ませちゃおうか〜。シヴァちゃん。」


ニッコニコだな。


エイルメント

「よぅし。私はさっそく地竜探しをしよう。逃げやがったからな。捕まえて来よう!」


行動力が凄い。


アラクネ

「妹。フフ 妹との共同作業。外にも出れる可能性もある。フフフ。」


楽しそうだなこの人。


さてととりあえず私も元人間としては進化したいし後何匹地竜刈れば進化できそう?

『残り10匹以内に目標の経験値に届きます。』

割と近いな。


とりあえず進化してその後で結界の攻略といきますか。

頑張ろう。

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