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底辺虫系JKの異世界冒険譚  作者: 怠惰な脳筋
第一章 転生胎動編
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第13話 転移者と魔王幹部の魔剣士

(カカオね、なるほどしかし私の"護槍"をそのナマクラで弾いた、、、、どうなっている?)


「コチラの世界について知らないと言っていたな。よければ教えてやろう。」


 ユニーク級の武具たる護槍の権能は、一切の殺意や音、使用者の気配を使用者の肉体の認識を相手に感知されなくなるというものであり、真正面からでも"暗殺"が可能となる。

 更に彼女の存在値は驚異の450万超えでありその速度は常識すら超える。

 それだけの戦闘力を誇る彼女の一撃を目の前の転移者はナマクラ一つで弾いて魅せた。

 敵対は避ける事が最低ライン、できるなら魔王陣営に取り込むことが最もこの場で最善の選択だと彼女は理解した。

 

「なら頼む マジで分かんねぇし」


(さっきの話的に人間がヤバそうだからなこの世界、それにもう少し情報が欲しい教えてくれるなら願ってもない。)


「それじゃあまずはこの世界には、スキルとステータス、レベルがある。基本的には魔物も魔族も人間もコレが力の基盤だな。」

「へぇゲームみたいだな。俺にもそれ、あるんか?」


「ゲームが何なのかは知らんが、あるはずだぞ?えぇとちょっと待っていろ 確かこの辺りに、、、」


 フルーネは背の武具の中から何かを探し始め一つのペンダントの様な物を取り出した。


「コレは鑑定のペンダントという魔具だ。これを使えば基本的な情報が分かる。」


カカオはその骸魔の手の中にあるペンダントを不思議そうに見つめる。


「、、、、なんかスキルで鑑定するのとか無いのか?俺のイメージだと、あると思ってんだが。」


「ハッハハ 鑑定のスキル持ちは極めて稀だ。そうそう持っている奴はいないな。」


「へぇそうなのか。」


「それじゃあ、さっそく鑑定するが構わんか?」


「別に良いぞ。てか頼んだのコッチだし。」


 フルーネは鑑定のペンダントをカカオの前にかざした。そして鑑定のペンダントが光り始める。

 数十秒か数分かそのぐらいの時間でペンダントは光を失い元の姿に戻った。

 そしてペンダントの宝石部分をフルーネが人差し指で叩くとスクリーンのようにカカオの鑑定結果が現れた。



種族/ハーフエルフ 名前/快晴カカオLv1

存在値4694

ステータス

HP:2500/2500

MP:3200/3200

SP:7100/7200

満腹度:3200/6390

平均攻撃能力:2340

平均防御能力:2900

平均速度能力:8720

平均免疫能力:4500

平均魔法抵抗:4500

取得済みスキル

ユニークスキル 「天眼」

エクストラスキル「劫殺Lv1」「城塞Lv1」「韋駄天Lv1」「天道Lv1」「超命Lv1」「抵抗Lv1」「五感強化Lv1」「剣技Lv1」



「コレが俺の鑑定結果?」


「そうだが、シンプルにお前通常のエルフより強いな、、、、。」


「そうなのか?良く分からんけど。」


「分かりやすく言うなら、、、そうだな。存在値の値を見ろ。通常のエルフのLv1の時の存在値は個体差はあれど1000だ。ハーフエルフならば500が妥当だが、お前はLv1で4000オーバーの怪物だ。」


「、、、、マジで?」


「マジだ。」


「何で?」


「エクストラスキルにステータス補助系スキルが複数個ある、しかも最上位のワンランク下の階級の物がな。それだろ多分。」


「コレが俗に言う転移特典ってやつか?ヤベェな!!」


カカオは自分の力がかなり高い事に喜びつつ若干引いていた。


「お前は正真正銘の化物だな。」


(なるほど、このスキルの効果か、私の一撃を弾いた力の正体は、、

 "天眼" 常識発動型のスキルであり視覚のみならず本人が認識していないあらゆる可能性を把握し自動で最も最善の行動をできるようになるスキルである。

       だがいくらこのスキルがあったところで対応できなければ意味が無いがこのステータスなら間一髪で防げるだろうが異世界はそれほど技術を持つ程の魔境なのか?。)


「後は、人間国には行かない方が良いぞ。と言うか行くな。」


「あぁハーフエルフは異端だから?」


「それもあるが、人間族は150年前からエルフやドワーフなどの亜人種とも敵対関係だ。亜人種で最も運が良くて監禁か隷属だからな。お前の力なら戦闘用の奴隷として隷属される可能性がある。」


 人間族は、現在他の種族との完全な敵対関係にある。更に積極的な他種族を隷属、支配することで現在まで絶滅を免れている。


「ヤベェな、この世界の人間って。けど、他の事も教えて貰いたいんだが、これ以上は腹いっぱいだな。」


 (流石に理解したぞ、この世界の人間は今の俺じゃ頼れねぇ事が。)


「? そうか?ならいいが。」


「ところでフルーネはこれから何処に行くんだ?魔王幹部って言ってたけどそんな地位の奴が一人でいるのもんなのか?」


「魔王の幹部という役職は名ばかりではないからな。と言うか目的は言わ無いが?極秘なんだが?」


「………」

(極秘って言っちゃうんだ、、、、、。)


「と言うかコチラもそろそろ姫からの仕事に取り掛からないといけないのでな。元気でな。」


 フルーネは、歩き始めた。おそらくはカカオが逃げて来た村に用があるのだろう。

 そして先程までの話から、敵対関係の人間に何故絡みに行くのかなど、カカオでもその答えに行き着くのは容易であった。

 そして、


「あぁちょっとタンマ。」


「?」


「俺行く当てがねぇんだけどどうすりゃ良い?」


…………………


 そう、先程の話から人間国にいけば、敵判定されるか隷属させられる。おそらくカカオならばどうとでもなりそうだが、普通に嫌なのだ。

 その為人間国に行くのは論外であるが、かと言って他の場所に行こうにも当てが無い。いうなれば

      "手詰まりである"



(あぁそうだったな このカカオの住む場所が無いのか、、、、。面倒事がここに来て増えた。)

(どうしたものか…アリシア様の支配領地がかなり近いな。よし、そこにコイツを送ろう。そうしよう。)


「そうだな。とりあえずお前はそこで待っていろ。しばらくしたら戻る。」


「えっあぁ ウィ。」


(変な返事しちまったが一応目処が立ったって事で良いのか?)






 それから数日後、フレスィア村襲撃の報告を受けたクロイダ帝国の騎士団が加勢のためにやって来たが、既に壊滅していた。

 

かくして転移者カカオは魔王領地に向かう事となった

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