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呪い152-生物としての役割は果たそう

「うむうむ……」


「新しい教祖様だあああ!」

「教祖様ああ!」


代はこう思った。


(チョロ!)


代にとって死んで生き返るという行動はそれ程苦労はなかった。

いつものように死に、いつものように生き返る。

それは代にとっての日常で代にとっての当り前の事。

それさえ利用すれば自分にとって利益のある行為が完成する。


「はあ……お腹空いたなあ」

「こちらは食事です!」

「これは?」

「精進料理です」

「いや……何今まで通りの宗教形態をしているの?」

「え……でも今までの教祖様は……」

「あいつな偽物だろ? つまりあいつの言っていた事は嘘なんだよ……昔の方法も嘘だ……何故なら人間は動物から色々な栄養を貰う事で生きるように神様が作ったんだよ? それに対して何で生き物の命を取る行為を放棄するの? そうやって命を奪う行為から目を背ける事で本当に天国行けると思ってんの?」

「え……でも命を無暗に奪うのは……」

「は? 無暗? どこが? 他の動物が生き物を食べすぎる行為を誰が咎める? 神様は一度だって咎めたか? 動物は他の動物を食べすぎても別に地獄には落ちんだろ? 落ちるのか?」


「いや……そういう事は……」

「だろ? それに殺される動物だって殺されても自分の子孫を残す事で存在意義を残している……多分食べて勝手に傷ついているのは人間だけだぞ? 何自分の罪悪感から逃げたいという勝手な理由で放棄するか……今はヴィ―ガンがあるとは言われているがそれは勝手に罪悪を持っている人間がすればいい……俺達はちゃんと肉を食って神様が作った生き物としての役割を果たすべきではないのか? 大体の苦行も修行も全部人間がそう思ったから作っただけだろ? ちゃんと生き物としての役割を果たして死ぬ事が人間のすべきことではないのか?」


その言葉を聞いて信者は


「おお……おおおおおお」

「新たな考え……」

「凄い」


代は続けた。


「他の草食動物も思ってるぜ……肉食動物は平気に食べるのに人間は遠慮するとか……うわあ……チョロって……馬鹿にされていると思うぜ? ちゃんと生物していない事に呆れているはずだ……だから食べよう……取り敢えずサーロインステーキ寄越せ」

「了解しました!」


650gのサーロインステーキを完食した。


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