表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

PR
63/79

# 第二部 第十話 結衣を守れ

# 第二部 第十話 結衣を守れ


翌朝。


管理人室。


---


全員集合。


---


理由。


---


ノートだった。


---


未来の部屋のノート。


---


昨夜。


新しい文字が浮かんだ。


---


【第二の条件達成】


---


【次は結衣を守れ】


---


たったそれだけ。


---


だが。


---


重すぎた。


---


結衣本人が一番困っていた。


---


「私ですか?」


---


かなめも首を傾げる。


---


「なぜ結衣さん?」


---


ひまり。


---


「結衣、何か隠してる?」


---


結衣。


---


「ないです!」


---


即答。


---


だが。


---


ルナだけは黙っていた。


---


「……」


---


俺は気づく。


---


「知ってるのか?」


---


ルナは答えない。


---


しばらく沈黙。


---


そして。


---


小さく頷いた。


---


「未来では」


---


「結衣さんが最初だった」


---


空気が凍る。


---


最初。


---


その意味は。


---


誰でもわかった。


---


「……いなくなる?」


---


かなめの声が震える。


---


ルナは目を閉じた。


---


「うん」


---


静寂。


---


結衣本人も固まっていた。


---


「私が……?」


---


信じられない顔。


---


その時。


---


ガタン。


---


椅子を引く音。


---


立ち上がったのは。


---


俺だった。


---


「なら守る」


---


全員を見る。


---


「未来なんて関係ない」


---


「結衣は守る」


---


結衣が驚いた顔をする。


---


かなめも笑う。


---


「それでこそ管理人です」


---


ひまり。


---


「かっこつけた」


---


「うるさい」


---


少しだけ空気が軽くなる。


---


だが。


---


その日の夕方。


---


事件は起きた。


---


結衣が買い物へ出た帰りだった。


---


春風マンションまであと少し。


---


住宅街。


---


誰もいない道。


---


その時。


---


後ろから声。


---


「やっと見つけた」


---


結衣が振り向く。


---


知らない男だった。


---


黒い帽子。


---


黒いマスク。


---


顔は見えない。


---


だが。


---


男は結衣を見て笑った。


---


「未来より早かったな」


---


結衣の背筋が凍る。


---


意味がわからない。


---


なのに。


---


怖かった。


---


男はポケットから何かを取り出す。


---


写真。


---


そこに写っていたのは。


---


十年後の春風マンション。


---


燃えている建物。


---


そして。


---


その前で泣いている結衣。


---


「え……」


---


結衣の顔から血の気が引く。


---


男は笑う。


---


「運命は変わらない」


---


その瞬間。


---


ドン!!


---


誰かが男に体当たりした。


---


「結衣さん!!」


---


かなめだった。


---


息を切らしている。


---


その後ろから。


---


ひまり。


---


怜司。


---


俺。


---


全員走ってきた。


---


男は舌打ちする。


---


「ちっ」


---


そして。


---


走り去った。


---


追いかけようとした。


---


だが。


---


ルナが叫ぶ。


---


「追わないで!!」


---


全員止まる。


---


ルナの顔は真っ青だった。


---


「今はダメ」


---


「絶対ダメ」


---


震えている。


---


過去最大レベルだった。


---


そして。


---


男が落としていった写真。


---


裏返す。


---


そこには。


---


赤い文字。


---


【第三の条件開始】


---


静寂。


---


さらに。


---


下に名前。


---


【対象】


---


【朝倉結衣】


---


そして。


---


最後の一文。


---


【残り七日】


---


誰も言葉を失った。


---


結衣の運命まで。


---


あと七日だった。


---


## 次回


### 第十一話


**「残り七日」**


結衣に迫る未来。


謎の男の正体。


そして――


春風マンション全員総出で始まる、

結衣防衛作戦。


だがその裏で。


**るなが誰にも言えない秘密を抱えていた。**


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ