表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
八重咲の勇者 ~最弱スキルで最強になれ~  作者: 賢河侑伊
第三部 漆黒の魔女 編
28/34

29話

 ソーニャたちは、2度目の討伐任務に向かった。1度目と違い、イレギュラーな事態が起きた。戻るはずの時間になっても、ソーニャたちが帰ってこなかったのだ。


 ガクは待機所で、騎士たちと合流する。


「チユキ!」 相棒の名を呼ぶ。


「おうよ!」 チユキは、白鞘を持ち、走り寄ってくる。


 騎士たちと、地図を広げ、ソーニャたちが向かった場所を確認する。そして、すぐにそこへ向け、走り出す。


「討伐対象は?」 チユキが馬をあやつりながら聞く。


「アイメルトの残党らしい。村を略奪の為に襲ったとか」


 ガクは言いながら、脳裏に浮かんだ情報を整理する。


 村に着くと、焦げくさい匂いがした。広場で、ソーニャがひざを抱えていた。周りには、騎士が火傷を負い、転がっている。


 騎士たちは、ソーニャらに駆け寄る。


「重傷だが、まだ助かる」 ガクは、倒れている騎士の脈を確認する。


「炎の民かな? 」騎士を運びながら、チユキが言う。


 炎の民、それは発火能力パイロキネシスを持つ、一族。いかなる領主にも従わない勢力。


 おかしい―炎の民は危害を与えられない限り、攻撃はしてこないはずだ。ガクは何か引っかかるものを感じながらも、馬車に負傷者を乗せていく。


 全てを終え、ソーニャに近づく。ソーニャは無表情だった。だが、その眼からは大粒の涙。次世代の異能者と言われたソーニャ。だが、目の前に居るのは一人の少女だ。


「大丈夫ですよ……」


 ガクは、優しく上着を掛けた。ソーニャはびくっとしたが、リラックスしたように身体の力を解いた。その後、騎士たちは何事もなく、中央区へとたどり着いた。

 読んで頂きありがとうございます。感想、評価、レビュー、ブックマーク、お待ちしております。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ