あなたにはこれから人生で最高に素敵な出会いが待っています
先日書いた内容で私がホヤのことを海の蛸で蛸は海にしかいないと書いたが、友人よりご指摘頂き、正しくは海鞘とのことであった。勘違いでホヤに当たってしまい誠に申し訳ない。ホヤのエグみが苦手だからとついカっとなってしまった。でも海の鞘ってどういうニュアンスなんだ。あやつは何を鞘に収めているというのか。
さて海鞘はもう終わった話だ。
こうしてきちんと間違いを指摘してくれる人がいてくれるというのはとてもありがたい。何でも「全肯定」してくれる人はいつでも心地よいことを言ってくれるが、それが本当に考えて発言してくれているかわからない時がある。時には厳しい意見がないと、見当はずれな方向に進んでしまうことも多々あるのだから。
しかし婚カツにおいてだけ限定するなら猪突猛進、ポジティブ全快の方がうまくいくのだと思う。私がそう考える理由は今まで何人か仲介人……彼らは自分たちのことを「コンシェルジェ」と名乗るが、彼らは一様に「絶対に否定をしない」からだ。例えばお見合いやデートが失敗した時、彼らはまず「今回はたまたま縁がなかったということで、あなたは悪くないんですよ」と言う。そしてヒアリングして「次の相手の方にはこう活かしていきましょうか」「では、次はこうしてみませんか」と改善方法を提示してくれる。
あなたも相手と会った時に覇気がなかったりネガティブな人よりは、明るい人の方が第一印象は良いと感じるのではないだろうか。つまり仲介人はいかにユーザーのモチベーションを高く維持するかに重きをおく。「婚カツ疲れ」で退会されることが一番、彼らにとってマイナスだからだ。私は彼らのことを「コンシェルジェ」よりは「カウンセラー」に近いと考えている。結婚というのは人生において最も重要な転換点の一つであり、特に女性のユーザーは不安が抱えていることが多いと聞く。そんな婚カツ初心者たちに「あなたにはこれから人生で最高に素敵な出会いが待っています」と謳う必要があるのだから、ある意味で彼らは「やる気にさせる」スペシャリストだ。「婚カツ」という活動に限定すれば「結婚という華やかなゴール」に全力疾走させることが一番効果があると知っているからだろう。なんというかテーマパークの謳い文句に感じてしまうが。
トイレでも「マナーが悪いです、綺麗に使ってください」よりは「いつも清潔に使ってくれてありがとうございます」の方が効果があるというように、モノは言いようだ。
「あー、相手からあなたすっごく不潔でマナー悪いって断り入ってましたよ。婚カツのガイドブックちゃんと読んでるの?」ではなく「お相手様からですね、〇〇の仕草が気になるとぽろっとおっしゃってました。男性(女性)の方にはそういう気にされる方もたまにいらっしゃるんですよね。そういえば最近少し暑いですから、私も面談の前に身だしなみが乱れてないか、汗臭くないかと注意をするようにしてるんですよ」とするだけで印象は変わる。ネットでストレートに正論ぶつけたら喧嘩になったりブロックされるのと似たようなものである。
まあ私は営業職ということもあるのか、「回りくどい言い方してるが要点は何なんだ」と考えてしまうタイプである。私も悪いとは思っているが、カテゴライズするなら私はデリカシーがない方だ。だから汚いなら汚いと言ってくれ、と思うが、仲介人は仕事上、そんなストレートに言えない。
これから婚カツをするという人から私が言いたいのは、「仲介人はとりあえずあなたを持ち上げてくるのでそれを踏まえてうまく利用してほしい」ということだ。
「あなたにはこれから人生で最高の出会いが待っています」という言葉には、後ろに(そう思ってポジティブに婚カツ頑張ってください)と注釈がついているのだから。




