男女交際の壁
他与太『······「なおなお」と付き合うなんて、きっと地球最後の日が来ても無理だよなあ。俺は別にイケメンじゃないし。年収も250万だし。イボ痔はあるし。このままあと3ヶ月後に派遣期間が切れたら「なおなお」とは永遠にさよならなんだよな。くそ。切ないなあ。俺がもっとイケメンで年収もあってイボ痔が無かったら、もしかしたら「なおなお」と付き合えたかなあ。両胸揉めたかなあ』
直子『······どうしたらマルピーと付き合えるのかしら? どうすればマルピーの彼女になれるのかしら? どう手段を選ばなければマルピーの癖毛を舐め舐めできるのかしら? む、無理よね。私なんて地味目の色気なし頑固女だし。男性に好かれる要素なんて皆無よね。私がもっと可愛くてあざとくて色気ムンムンな女だったらマルピーも振り向いてくれたかしら?』
「······あ〜あ。ハイスペック男に生まれ変わって「なおなお」のおっぱい揉みたいなあ」
「え? 「なおなお」と揉みたいが何ですか? 丸平さん」
「!? え! い、いや違うんです直角さん! イボ痔が無くて金があってイケメンだったら「なおなお」のおっぱいが揉めるかも? なんて思ってませんから! 絶対思っていません!」
「え? イボ痔とお金が何ですか? マルピー」
「ん? マルピーが何ですか? 直角さん」
「!? ち、違います丸平さん! マルピーなんて言ってませんから! 可愛くあざとく色気ムンムンならマルピーの髪の毛を舐め舐め出来るとか思ってませんから決して!」
「これ食べてね〜」
島流しの方では無い総務課から来た上司が、どこぞのお土産の塩大福を置いていった。




