直に触りたい。直に嗅ぎたい
他与太『······「なおなお」って彼氏いるのかなあ。そりゃいるよな。こんな超可愛い人、周りがほっとかないよなあ。ああ。俺って最低だ。つい「なおなお」の胸を盗み見してしまう。くそ。触りたいなあ。直に「なおなお」の胸触りたい。直じゃなくて手袋着用なら触らしてくれるかな? そんな訳ないよなあ。何を馬鹿な事を考えてんだ俺は?』
直子『······マルピーって彼女いるのかしら? いつも業務連絡しか話さないからプライベートの事なんて何1つ知らないし。ああ。それにしてもあのマルピーのすこし跳ねた癖毛に直に触れたいわ。何ならちょっと香りを嗅ぎたい。触って嗅ぎたいわ。頼んだら触らしてくれるかしら? そ、そんな事頼める筈が無いわよね。私ってなんて愚かなのかしら』
「······なおなおって彼氏に胸揉まれているのかな」
「え? 胸が何ですか? 丸平さん」
「!? あ! いやその違います! 考えが口に出た訳じゃありませんから! 手袋越しなら「なおなお」が胸触らしてくれるとか考えてないですから決して!」
「手袋と胸が何ですか? マルピー」
「ん? マルピー? 今マルピーって言いましたか? 直角さん」
「!? い、いえ今のは違うんです! マルピーの髪の毛に触れて匂いを嗅ぎたいなんて思ってないですから!」
「え? 髪と匂いが何ですか? 直角さん」
「これも追加でよろしく〜」
再び島流しではない方の総務課の上司が入室し、2人の机の上に書類を置いて行った。




