助けたら色々と仕事を頼まれました( 'ω')
EPISODE4です
とりあえず野宿できる場所を探そうと思い街を歩いていると、女性の叫び声がした
「誰か…!!その男を捕まえて!!カバンを盗まれた!!」
この世界にもひったくりは存在するようで、何とも見ていて情けない…
「試してみるか」
この一瞬で魔法が頭に浮かんだので試してみる
イメージするのは相手を滑らせる事……滑らせる……氷……路面を凍らせる……!!
「な……うぉ……!!」
上手くいった。ひったくり犯は滑って転けたところに向かい盗られたカバンを奪い返す
「ほら。これだろ?次からしっかり持ってな」
「ありがとう!!無事に戻ってきて良かった…」
持ち主の女性にカバンを返しとりあえず一段落……かと思ったが転けたひったくり犯が立ち上がり俺に声をかける
「てめぇ…俺の邪魔しやがって…許さねぇ…!!」
殴りかかってきたが俺はここでまた魔法を思い浮かんだ。イメージするのは…束縛…頑丈なロープ状のもの…鎖だ
地面に手を置き魔力を込めると、ひったくり犯の足元から鎖が出てきて足と身体を縛った
「ふう…これで良いかな」
「く……くそ……」
動けなくなったひったくり犯は堪忍したようで、その場で動かなくなってしまった
「ご協力感謝致します。ほらさっさと来い!!」
警備にひったくり犯を任せて街の探索に戻ろうとすると、俺の前に人だかりが出来ていた。俺なんかしたかな……
「兄ちゃん…さっきの見たぜ!!すげぇな!!」
「きっと名のある魔術師様なのねぇ!」
「お兄ちゃんかっこよかった!!」
老若男女みんなが俺を囲みさっきの活躍を支持する。悪くはないがちょっと恥ずかしい
「お兄さんさっきはありがとね」
さっきの女性が俺に礼を伝えてきた
「良いって事よ。無事に戻ってきて良かったな」
「少ないけどこれはお礼。持っていきな」
女性はカバンの中から銀紙幣を出してきた
「金は要らないよ。俺が勝手にやったことだ」
「アタシなりの気持ちだよ。受け取ってくんな」
女性が笑顔をこちらに向けてくる。おばちゃんといえど、こういうのは無下に扱えないなぁ…
「わかったよ。そういう事なら有難く受け取っておくよ」
「なぁ兄ちゃん。さっきの魔法を見てちょっと頼みてぇ事があってな…」
「わたしも…」
「そ……それなら俺も!」
「待て待て待て!!いっぺんには聞いてやれねぇから、ひとつひとつ解決させてくれ!!」
住民から色々と頼まれてしまった。荷物運びから家の壁の清掃、子供の面倒から荷物の運搬まで様々な仕事の手伝いまで頼まれてしまった
聞けば冒険者が集まるこの地では、俺のサラリーマン時代と同じように人員不足というものが問題になっており、来る者みんな別地域から来た冒険者のため、職はあれどどこも人が少ない状態だと言う。まぁこの問題はいつの時代もどの世界も問題にはなっているな…
依頼をこなしているとあっという間に夜になってしまった。腹が減った…
「兄ちゃんおつかれ。ありがとな」
「街に来て1日……めっちゃ働いた……」
街のお助け仕事をやって今日1日で銀紙幣4枚と銀貨7枚……換算して4700円の稼ぎとなった
「働かざる者食うべからず…ってやつかな」
「今日はうちで飯食って行きなよ。女房が飯作って待ってるんだが、2人だけだと多くていつも残っちまうんだ」
「有難く頂くよ」
「ついでに泊まっていきな。子供はみんな出て行っちまって部屋は空いてるからよ」
そういう事ならとお言葉に甘える事にした。現実世界での生活も考えると、他人の手作りというのは実に久しぶりだ
その日俺は宿泊先の夫婦と一緒に酒も飲み、ぐっすり寝た
第5話ヲ投稿シマスカ?
▶YES/NO




