恋のライバル出現ですか?:(´◉ᾥ◉`):
久々の36話
店に戻りブレイさんにウンディーネの水晶を渡し依頼を完了する
「ありがとうございます!!これで納期に間に合います!!」
「お役に立てて良かったです」
「お礼はこちらで。それと…ホーク様は銃に興味はございますか?」
「まぁ私も男ですからねぇ…それなりにといった感じです」
「よろしければぜひ私の店に今度顔を出してください!!ホーク様が気に入る物もあるかもしれないですし、ホーク様が望むなら今回の依頼報酬も兼ねて…無料で銃を作らせて頂きます!!いや作らせてください!!」
おお…押しが強い…だが銃か…遠距離系として魔法以外の物も必要になるだろうし、何より武器は多い方が良い。今後の魔族との戦いに向けて良い出会いが出来たような気がした
「分かりました。ぜひよろしくお願いします」
「かしこまりました!!ではお待ちしております!!」
ブレイさんはルンルンで帰っていった。あんだけの熱量で帰って貰ったら今度本当に店に顔を出さないとなぁ。俺も自分の銃が楽しみだ
「さて…」
「うむ…」
「どうするのだ…?」
ブレイさんが帰ってここからが問題だ。とりあえず連れて帰ってきた訳だが…この子は一体何者なんだろうか…
「えっと…ちょっと聞いてもいいかな?」
「どうしたのホーク?」
「なぜ主を呼び捨てにするんだ…」
「ホークは私の旦那様だよ?旦那様だったら名前を呼ぶのは当たり前でしょ?」
「主…刀を貸してくれ…」
「ご主人よ…もう1本だ…」
すぐに2人を止めた。しかしこの子は俺を旦那様だと言うが、俺はこの子にはあの海岸で1度会った記憶しかない。しかもいつの間にか居なくなっていたし…
「とりあえず、名前を教えてくれないか?」
「サイハ」
「神獣…なんだよな?」
「うん。水の神獣「水狐」だよ」
「水狐…ですか…」
ミリアスの話では、水狐は本来神獣の中でも希少種…というかほぼ絶滅危惧種に入るほど少ない種族らしい。能力としては日本で言う九尾の狐と同じ感じで、姿を変えたり心を操ったりする事が出来るらしい
「そう言った能力ですので、水神獣の中でも最強となっていますわ」
なるほどなぁ…さっき海龍が去っていったのもそういう能力の一部って事か
「しかし、そんな最強神獣がどうして俺を旦那様と慕うんだ?」
「それは水狐の言い伝えですわ。古来水狐は自分より何倍も魔力の多い他種族の異性に惹かれると言われておりますので、ご主人様の魔力量に惹かれてやってきたのでしょう」
俺の魔力量ってそんなにすごいのか…?まぁ義手や羽織など装備品の影響もあるのだろうが…しかし不思議なことがいっぱいだ
「主よ…これからどうするんだ?」
「どうするんだって…多分サイハはここに居たいんだろ?」
「私はホークのそばに居たい」
「ほらな。だったら追い出す理由もないだろ」
アリエスとカムイが俺の意見に渋い顔をしているが、「主がそう言うなら」と溜息をつきながら渋々了承した
「ではサイハよ。ひとつ約束をしよう」
アリエスが早くも先輩風を吹かせている。一体何を教えるつもりなのか…
「お前がご主人を慕っているのはよく分かった。だがご主人を独り占めするのはダメだぞ」
「どうして?」
「私たちもご主人の家族だからだ。家族は立ち位置も平等でなければならない」
何を言い出すかと思えば…ミリアスがソファにお茶を置いてくれたので、俺はソファに座りお茶を飲みながらこの光景を眺めることにした
「アリエスはホークのお嫁さん?」
「私はご主人の家族だ。だからこそ平等な立ち位置で居る」
「じゃあここに奥さんは居ないの?」
ああ…なんだか涙が出ちゃう…男だけど…
「居らん!!だがそれと同じポジションは居るぞ」
「誰?」
「ふふふ……それは……カムイだ!!」
「なっ!?」
「ぶっ!?」
あまりの衝撃発言にお茶を吹いてしまった。こいつ…いきなり何を言い出すんだ…
「カムイは私達がここに来る前からご主人と一緒に過ごしているのだ。だからもうご主人の嫁なのだ。現にご主人もカムイのために何度も身体を張っている」
「まぁ間違ってはないけどよ…」
「私が…主の…妻…」
カムイが顔を真っ赤にしている。そんな顔をされると俺もどうすればいいのか分からなくなる
「そっかぁ…」
ガッカリした様子でサイハがカムイの方へ向かう
「ごめんねカムイ…旦那様取ろうとして…」
「いや…私は…」
「でも私もすぐには諦められないから、花嫁修業として色々教えてね」
「だ…だから…私は…ちがぁぁぁぁぁぁう!!!」
叫びながらカムイが店を飛び出してしまった。夜が更けるまでに帰らなかったら迎えに行ってやるか
銃は男のロマン(`・ω・´)キリッ




