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なかなか厳しい戦いになりそうです( `ᾥ´ )

助っ人参上!!

23話です

魔王グラゼスの配下モクロー…目の前にいる魔族はそう名乗った。魔王が居たのも初耳だが、サイレントアサシンというのは職業のようなものだろうか

「サイレントアサシン…隠密系か」

「ありゃりゃ…そこまでバレちゃったか。まぁいい…ここでやっちまえば良いんだからなぁ!!」

モクローは持っていたナイフを思い切り前に出し突いて来る。間一髪で避けた俺は瞬時に身体強化を掛け、モクローの顔を払うように裏拳で殴り吹っ飛ばす

だが吹っ飛んだと同時にモクローが霧の中に消えた

こうなるとどこから来るかは分からない

「クソ……」

魔力探知を掛けるがその魔力が探知できない…本当にどこから来るか分からない…

「こうなると…後ろか…!!」

だが後ろを向いても誰も居ない

「なっ…!!」

「ざ〜んねん…後ろだぁ!!」

後ろを向いた瞬間その後ろから攻撃された…間に合わず右腕を斬られてしまった。しかもこの斬り傷…痛いだけじゃなくジワジワと血が流れていく

「なんかおかしい…普通じゃねぇ…」

「さすがの気づきだ。コイツは普通のナイフじゃねぇ。魔剣レインズ…こいつで斬られたら傷口から血が流れ続けていく。それも1つだけじゃねぇ。傷をつければつけるほどそこから永遠と流れ続けるんだよ」

魔剣か…厄介な…とりあえず血を止める事が先決か…

俺は服を破り傷口に縛り止血を行う。だが縛った瞬間破った服が燃えたのだ

「どういう事だ…?」

「レインズに斬られたら血が流れ続ける……それは一種の呪いのようなもんでな。止血しようとしたら傷口に触れた物質を燃やしちまう。そして傷口はその燃えた影響で広がっていくんだ」

モクローの言う通り浅かったはずの傷がさっきより深くなっていく。そのおかげで痛みも増幅しているため腕が使い物にならなくなるのも時間の問題だ


主が外に行って何時間か経過したが、戻ってくる気配はない

「…遅い…ホーク殿はまだか…」

「……よし……」

「どこに行く気だカムイ…」

立ち上がった私をアリエスが見上げる。その目は普段とは違う怖いくらいの目つきだ

「……ちょっと行ってくる」

「待ってください!!カムイ殿まで危険な目に合わせる訳には…!!」

「私は…!!私は主のそばに居たいんだ…生きる時も死ぬ時も…」

そう。私には主が必要なのだ。主の居ない人生など考えられない。主が危険な目にあっているこんな状態でただ祈るだけは私には出来ない

「…絶対死ぬなよ…」

「アリエス殿!!」

「止めたって無駄だ…今はカムイに全てを託すしかあるまい…」

アリエスの目は涙ぐんでいる。きっとアリエスも同じ気持ちなのだろう。ミリアスも私を見て頷いている

「行ってくる…」


あれからどれくらいの時が経っただろう…斬られすぎて、血を流しすぎて頭もボーッとしてきた…視界も正直安定しない…

「どうした?フラフラじゃねぇか」

「うる…せぇ…黙ってろ…」

「口だけは達者だな。だがこの間にも血は流れ続ける。お前は放っといても出血多量で死ぬぜ」

モクローの言う通りだ。あとどれだけ動けるかは分からない

「でも…やれることやるだけだ…」

「ふっ…面白ぇ!!」

突撃してきたモクローを防御魔法で防いでいく。その後束縛魔法で動きを封じる

「ほぉ…」

「くらえ…フレア・ストーム……!!」

炎の竜巻が出現しモクローを包む。だがモクローに効いている様子はない

「いい攻撃だ。並の魔族なら倒せたかもな」

さすが特級…微動だにしねぇ…

「だが…もう終わりだ」

モクローは刃先を俺に向け再度突撃の用意をする

「面白かったぜ…人間にしちゃ本当に殺すのは勿体なかった…だがこれまでだ」

だがモクローが突撃しようとした瞬間に空から雷がモクロー目掛けて落ちてきた

「なんだ…?」

「雷…まさか…!!」

モクローの後ろから近づいてくる影を見つける

それはとても見慣れた姿だった

「すまない主。待てなかった」

「カムイ…お前……やっぱすげぇな…」

どうなるこの戦い

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