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戦いが終わった訳ですが…(´Д`)

久しぶりの更新

第14話

アリエスとミリアスとの戦いが終わり、俺達は店に戻った。「少し離れた草原で爆発が」と街で騒ぎになっており、みんな俺を待っていたそうなのだが、「魔法の練習で草原を使わせてもらっていた」と言うとみんな「なら仕方ない」「ホークさんなら安全ね」と何も気にせず信じてくれた

「とりあえず何とかなったな」

「うむ。迷惑をかけてすまなかったな」

「今更それを言うのかよ。まぁ俺はいい経験になったから良かったけどな」

「そう言ってくれると、こちらも喧嘩を売った甲斐があるというものよ。最後に影を縛られるとは思わんかったがな」

「飛ばれるなら飛べなくさせればいい。俺が編み出した必殺技さ」

「規格外も良いとこだな」

アリエスと談笑しながらお茶を用意する。カムイは今ミリアスが見てくれているため、今は俺とアリエスの2人だけの時間だ

「あの白狼は大丈夫なのか?」

「カムイのことか?戻る途中で持続的な治癒魔法を掛けておいた。いずれ目を覚ますさ」

「そうか」

さっきまで戦っていた相手だからか、アリエスはカムイを心配している。無鉄砲なようで、本当は良い奴なんだな

「あの白狼…自分を異常なまでに低く見過ぎている。確かに力不足なのは否定しない。だがそれには理由があるのだ」

「理由?」

「アイツは…まだ神化しんかの途中なのだ」


神化(しんか)

神獣には人間で言う子供から大人に成長した状態を神化という。しかしそれは年齢ではなく、ある条件を満たす事で発生する

その条件は、内部の魔力が規定以上にまで増加する事

「つまり、カムイはもうすぐその神化の条件を満たす状態ということか?」

「その通り。だが神化は突然やってくる…」

何やら不穏な言い方だ

「さっきからすごく含みのある言い方だな…神化すると何が起きるんだ?」

「正確には…起きるとすれば神化する前の段階だな」

「神化する…前…?」

「想像してみてくれ。例えば食べ過ぎた時どんな気分になる?」

「そりゃあ…気持ち悪いとか吐き気がするとか…」

「苦しいと思うだろ?そりゃあ容量の決まった物の中にそれ以上の量が入れば隙間が無くなり苦しさは増す。神獣は自身の魔力を内部で浄化する事でその属性にあった能力を使用出来るが、増加した魔力が浄化されずに出てきてしまえば…その魔力は宿主を飲み込み…最後には暴走する…」

「暴走…だと…」

「私はもう神化しているのだが、ミリアスから聞いた話では私が暴走した時には街どころか国が滅ぶ勢いだったそうだ」

そんな危険な状態になるのか…

「…止める方法は…?」

「暴走対象を動けなくさせ、その間に同じ種族の血で浄化の魔法陣を完成させること。これを浄化の儀式という。最も浄化の魔法陣は、一定以上の魔力量を持つ魔術師しか描くことは出来んのだがな」

「いずれカムイにも…そういう事が起こるということか…」


「そこで提案だ。私たちをお前の店に置いてはくれないか?」

アリエスはニヤッと笑い俺に提案する。いきなり来て店に置いてくれと言われても返答に困るのは正直なところだが…

「もちろんタダでとは言わない。お前達の何でも屋稼業にも協力するし、私達が居ればもしカムイが暴走した時に多少のサポートをする事は出来る。悪い話では無いはずだぞ?何せ神獣が2体も増えるのだ。安全もそれなりに保証はしよう」

確かに2人は強かった。それにカムイはこれからいつ神化が起きるか分からない…今のうちに2人の力を借りて準備をしておくのもアリだろう

「分かったよろしく頼む。衣食住に関してはこっちでも保証はするから安心して欲しい」

「交渉成立だな」

この娘…小さい見た目の割にはなかなか策士な部分も見せる…侮れん…ただの子供ではなかったか…

「お前を今日から私達のご主人と認めよう。そうと決まれば今すぐ主従契約だ」

ミリアスを呼び主従契約を結ぶ。腕の紋章が3つに増えてしまったし、ミリアスもまだ状況は掴めてないようだが、怒っているわけでは無さそうなので後で話をつけるとしよう

「これからよろしく頼むぞ。ご主人」

「こちらこそだ」

「ちなみに言っておくと、私は見た目こそ小さいが歳は人間で言う30くらいだからそこもよろしく頼むぞ」

犬みたいな歳の計算方法だ…今日イチの衝撃が今ここに……アリエス…やはり侮れん…

新たな波乱の予感!!

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