神獣の力はとんでもないです(˙◁˙)
第12話です
アニメなら1クール終わってますわね。まだ続きます
神獣
文字通りこの世界で神と同等に扱われる獣の事である
神獣にはそれぞれ炎、水、空、森など自然やあらゆる属性を司る力を持っており、カムイの属性は主に雷。白狼は山や森などの地上の力を司る種族である
今俺の目の前にいるアリエスとミリアス達「星鳥」の属性は風と炎。空を司る種族となっている
ちなみに神獣は人間の姿になることが出来るため、普通の人間だと思っていたのが実は…なんてのはごく稀にあるらしい
「とまあこんな感じで良いのか?」
「うむ。さすが神獣と生活しているだけのことはあるな」
「だが戦うとなると、お前らは空の民。俺たち人間は地上の民。少々どちらにも分が悪いと思わねぇか?」
「全属性の魔術師が何を言うか。黒髪の魔術師【ホークのこと】よ。お前が空を飛べることなど既に把握しておるわ」
全く…そんな情報まで筒抜けなのかよ…
向こうは既に戦闘態勢に入っている。相手は仮にも神獣2体…油断すれば死ぬこともある
「カムイ…気をつけろよ…やばければ逃げろ…」
「生憎だが、主を置いて逃げることなど出来ぬ…私が死ぬ時は…主が死んだ時だ」
既にカムイの覚悟は決まっていた。穏便に済まそうなどと甘い考えを持っていたのは俺だけだったか
「俺達は主従関係である前に家族だ……カムイ…死ぬなよ」
「始めるぞ!!最強と神の戦いを!!」
2vs2の構図になると思っていたが、攻撃を逃げ続けていると自然とタイマンの構図となった。俺の相手は…世話係のミリアス…
「お嬢様のワガママに付き合って頂き感謝致しますわ」
「そう思うなら…俺らが戦う理由はないんじゃないか?」
「申し訳ありません。私も貴方に興味を持ちまして」
「星鳥っつーのは…どいつもこいつも戦闘狂なのかよ!!」
「もう止められませんわ。漆黒の風!!」
風を払い俺も攻撃を行う
「仕方ねぇ…!!これを食らえ!!」
氷で作った槍を2本飛ばし飛んでいるミリアスに向かって放つが、ミリアスは難なく氷の槍を避ける
「単調ですわね」
「そうだよなぁ…見抜いていたぜ!!」
「なにっ…!!」
俺は腕を振り下ろし氷の槍を動かす。追尾魔法を槍に付与しているためミリアスに向かって槍が移動する。油断していたようでミリアスは上手く避けきれず翼にかすり傷を負った
「不覚ですわ…軽くとはいえ傷を負うなんて…」
「ちょっとその場で留まってて貰うぜ」
俺は鎖を出現させミリアスを拘束しようとする。だがミリアスは鎖が出てくる前に空に飛び拘束を逃れる
「空は私達の支配域。飛べる力があればまだ戦えますわ」
「悪いが、翼はもがれている」
「なっ…!!飛んでいるはずなのに…動かない…結界だって張られてないのに…」
「言ったはずだ。その場で留まっててもらうと」
「貴方…一体何を…!!」
「地影拘束…鎖は囮だ。お前の影を拘束させてもらった」
「そんな…!!そんな事が…!!」
ぶっつけ本番だったが、成功して良かった
今回は忍術のひとつである「影縫い」を参考にした。影縫いは相手の影に刃物や手裏剣を突き立てることで、自分は地面や壁に縛られているという思い込みを生じさせ、相手の動きを封じる忍術だが、今回は思い込みではなく直に相手の影を縛り動きを封じる俺独自の魔法として編み出したのだ
「もうお前は動けない。負けを認めろ」
「出来ませんわ…私は…お嬢様のため…お嬢様をお守りするために…ここで負ける訳には…いかないのですわ…!!」
「お前…そこまでして…」
「食らいなさい!!!滅亡の魔炎!!!」
ミリアスは最後の力を振り絞り口から大きく炎を吐き出す
「お前の覚悟…受け取った」
俺はミリアスの炎を直に受ける
「ど…どうして…」
「家族のために…動かなきゃいけないのは…俺も同じだからな」
「う…うわぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!」
俺の言葉を聞いてミリアスは泣き出してしまった。こうして俺の戦いは終わった訳だが、向こうはまだ続いている
「カムイ…無理はするなよ」
次はカムイの視点でお送りする予定です




