第四話 委員会被りたくない
嫌いな奴ほど、話を手短にしたい。
私の望む人生の言葉だ。
それが、山田晞だ。
今日は、風邪で休みだ。
嬉しすぎて、ガッツポーズを決めてしまった。
みんなに死んだ目で見られていないどころか気づいてなかった。なんか悲しい。
放課後、クラス委員長が委員会決めの司会をやって決めるそうだ。
「委員会決めをします~!希望のある人は手をあ…」
「はい!図書委員に希望します!」
「図書委員希望の人は…いないですね。図書室に2日後来てください。…竹春さん帰ってどぞ。」
「わかりました!さようなら。」
と、言うと家へと一瞬で帰った。
嬉しすぎてこの後のことが気づかなかった。
「とりあえず。ポカリとおかゆは持っていてあげよう。上から目線をするためにな!」
彼女は馬鹿であった。彼女はわざわざそんな嫌いな奴に自ら会うという試練があったのだ。
ー次の日 竹春の朝。
ピピビ、体温計が鳴っていた。
「え?38.6度?なにいっているだこいつ、嘘つけ!学校休みだ~!ワイワイ!ゴホゴホ!風邪うつるために、ベッドの横で眠ってよかった…」
くしゃみをしながら、喜んでいた。
だが、心の底では思っていた。
(健康体を返してくれ~!健康の時で休みたかった!)
ということだ。
ー放課後、昨日来てなかった山田晞がクラス委員長から話を聞いて委員会をきめていた。
図書委員か緑化委員会の2つからか…
どうしよ、絶対に図書委員にしたな。
でも、竹春の野郎は絶対に図書委員にするよな。
いや!裏の裏の裏で絶対に選んでいないな!
「図書委員でお願いします!」
「わかりました。では、明日図書室に行ってください」
「わかりました!さようなら!」
「さようなら!」
そう、生き生きと考えながら帰っていた。
よしよし、嫌いな奴の苦しんでいる顔を見てやろ!
ついでに、ポカリとおかゆを持ってきてやろ。
ガハハハ。
ー次の日、竹春と山田は図書室に向かっていた。
「なんで同じ道なんだよ!」
「こっちのセリフだよ!山田と違う委員会にしてやったぜ!」
「竹春と違う委員会にしたぜ!ガハハハ!!」
笑いながら、図書室の前のドアまで来た山田と竹春。
「山田、」
「なんだ?」
「まさか、と…」
「言うな言うな!現実を見たくないぃぃぃぃ!」
2人は泣きながら、図書室のドアを開けて、図書室に入った。そこにいたのは
「「変人とクラス委員長?!?」」
「二人とも!放課後に行くですよ!間違ってますよ!イチャイチャしているところをね…♡」
「そうだね♡武元♡」
2人は抱き合いながら、暗い図書室を本棚から漏れるほどの甘酸っぱい雰囲気で包んでいた。その雰囲気のせいでその日、本は読まられなかったそう。
山田と竹春は思った。
((おぇぇぇ、嫌いな奴よりも嫌いな奴の恋愛を見ると、気持ち悪いよ…おぇぇぇ))
彼らはその後、「リア充撲滅委員会」をリア充率89%の高校で立ち上げたのであった。
終わり




