第三話 お昼休み
先生が挨拶するのと同時にお昼のチャイムが鳴った。
「お昼休みが終わったらドイツ語だからな。
ちゃんと、お昼ご飯はみんなで食べろよ。 」
男子の山田は
女子の竹春は
((その言葉が嫌いだ。だって一緒に食べる知り合いがいない。))
山田、ちょっとくるくる見回した。
だが、誰も顔をあわせてくれる人はいなかった。
竹春、ちょっとくるくる見回した。
だが、誰も見てこない。
山田、トイレに行こうとした。だが、3分前にトイレに行ってた為、また行くと不審がられる。
竹春、トイレに行こうとした。だが、2分前にトイレに行ってた為、また行くと不審がられる。
山田のつまり
竹春のつまり
「「終わっっつたぁぁあ!」」
「てお前は」
2人は目線をそらした。
そう、ツンデレだった。
「まさか、お前は」
「「いや、こいつとだけは無理だ。便所飯のほうがマシか…」」
ツンデレではなかった。
殺気を顕にしながら目線を一瞬でそらした。
しかし、近くにいたクラスの変人と言われる男に話しかけられた。
「山田晞と竹春純子てカップルなのか?」
「「チッ。違う。」」
完全否定だった。
「いや、お似合いだと…」
「「こいつとは食べると馬鹿にさせるから無理。」」
「いやいや、一緒に食べてみろって」
だが、便所飯を諦めない。諦めたくなかった。
「よし、お前山田温泉のペアチケット旅館招待状あげるから、彼女と食べろ」
「あぁ、それなら純子さんにあげたほうがいいと思うよ。」
山田は怒りを持った。
「山田映画券ペアチケットをあげるから彼女といったら?」
「いや、山田と行ったほうがいいと思うよ。」
竹春は怒りを持った。
「まぁまぁ、席作ったから新婚さんどぞー!」
二人は思った
こいつ、お名前を覚えておくな。
ということに。
変人対策作戦会議に、お昼休みまで盛り上がった。2人は立派な少数派でみんなが目を逸らすほどのあかるいカップルであった。
終わり




