第二話 惹かれる妖精たち
最近創作意欲がでない……。これもアプリでゲームしまくってるせいなんだ……!
楓「久しぶり。もうやる気が出たときにやりたい分だけ、ていうやり方していくよ。だから、唐突な書き足しも出てくるよ」
ごめんね。頭の中でなら色々あるんだけどなぁ。
楓「頭の中で考えすぎ。書きたい部分が遥か先だから義務感を感じちゃうんだよ。もう少し前に用意していれば……」
別に趣味ってことでいいんじゃ?
……夢を見た。昔の記憶を見た。まだ穢れ無き妖精だった頃の夢を。
女王が居た。友人が居た。私が居た。
とにかく明るくて、自由奔放な女王──と言うよりは無垢で無邪気なお姫様と、格好つけのくせにおっちょこちょいな友人と、真面目で融通の利かない私が、笑い合ってた頃の夢を。
ありきたりで、きっと悲劇を深みあるものと見せかけるためにあるような、薄氷の上に成り立っていた幸せな時期の夢。
愛しくて、憎くて、許せなくて、許す気などなくて。
──泣きたくなる、記憶を、思いだした。
☆
研究所が地面に着地した衝撃で書類やら実験機器がめちゃくちゃになっている中、何とか気を失わずにいた私はフィアに魔術で無事を確認していた。
「──フィア、無事か!? 返事をしてくれ!」
『──なんとか、無事だ。二度と協力しねぇ……』
しばらくして、フィアは疲れ切った弱い声で返答してくれた。重なっているとはいえ世界連結の魔力を一人で賄ってもいたのだ。ゆっくりと休ませたい。のだが──
「すまない。が、ここはもう妖怪共の本拠地なんだ。せめて帰るまで気を抜かないでくれ」
──そう。ここはもう敵しか居ない土地である。それなりには戦えるが、それは一対一限定なのだ。一対多が得意なフィアが居なければ話にもならない。
『んなこと言われたってなぁ。この世界で俺の目的は当たっちまったらしい』
「滅びの妖精とやらか。……だとしたらこの世界は妖怪悪魔の本拠地ではないのか?」
『ああ。そもそも妖怪が存在できるほど人の畏れが満ちていない。お前の企みは外れたな』
どうやら、フィアを四六時中警戒させる必要はなくなったみたい──いや、普通空から建物が降ってきたら人は絶対調査して来るだろう。野蛮な者であれば攻め込むかもしれない。
……けど、正直ここが妖怪の本拠地でないなら興味は削がれた。危なくなれば元の世界に戻れば良いのだし。
『取り敢えず、休んだら妖精を捕まえて来る』
「分かっている。危険になればすぐに元の世界に帰るぞ」
『了解。準備はしてくれ』
「分かってる。それじゃ、魔術を終わるぞ」
返事を待たずに連絡用の魔術を止める。別にあれで話も終わりだろうし。
時間をかけて魔力をつぎ込みに行くか。
私は研究室1と適当に名前を付けた部屋から出、魔力供給室へと向かった
☆
意識は覚醒し、夢の記憶も薄く靄がかかっていく。
感覚が鋭くなっていき、おおよその情報を取り入れていく。
光の有無、色彩の区別、風の有無、そして同種族の確認。
……それは、とても懐かしくて、同時に憎たらしい感覚だった。
私にとっての、終末の象徴。破壊の化身が近づく確信。
まだ、意識がはっきりしないけど、それでも、あの存在を殺さないと……。
足元がおぼつかないまま、私は直感の赴くままに歩き始めた。
また穏やかな生活を脅かすなら──
──『じゃあ、名前を付けよう! 俺はライトだ!』
──なぜか、その先を思い浮かべることすら拒絶するかのように、その言葉が浮かんだ。




