開幕
第二章入った。けど、別の章より短いんだよなぁ。
楓「それ以上に1章、幕間がなかったんだよね……。オリジナルのかく物語は幕間、閉幕で回収する伏線はるからなぁ。それ以前に伏線を回収しないなんて暴挙にでるんだけど」
回収しない伏線は言った人物の過去に関するものか、勘違いか、途中で作者話変えやがったとでも思っといてくれ。
楓「九割最後の理由だろうけど。ってかどっから伏線かがわからない。それとなく、わかりずらくネタバレすること? それともネタバレのヒント?」
いやいや、多分先で判明する重要な事実につながる描写じゃないかな。
楓「なるほど。つまりオリジナルは何気ない描写が伏線になりかわるという訳か」
だね。あと、開幕、幕間、閉幕はこの雑談は最後の決め台詞思い浮かばないから無しにする。これ決定事項。
楓「はいはい。じゃあわたしからひとつ。ここいちいち長いよね。ってことで、ゆっくり見てってね~」
終始一方的だった。神秘そのものの天使に対して、筋肉もほぼない少年が圧倒するさまは非常識を超していっそ非現実的ですらあった。
そうここでの常識を知らない僕は思った。
決して目の前で戦いを繰り広げる者たちは人間ではないのだ。魑魅魍魎、悪鬼羅刹。そう呼ぶに相応しい激闘、いや下手したら大戦とすら言わざるを得ない殺し合いをできているのだ。むしろ人間と言われた方が納得できない。
そんな規模で戦っているなら、当然被害も出てくる訳で。
「──うわぁ!?」
目の前に飛んできた鉄片にその場から離れる。
確かに、確かにひょろひょろな少年が圧倒しているのだが、天使の抵抗も激しく時折とばっちりがくるのだ。
ただ、それも終わり。少年の片手で振るった木刀の腹が天使を吹き飛ばし、頭を壁にぶつけた天使は力が抜けたかのようにその場に倒れる。
「終わりだな」
「お、終わりって殺したのか!?」
少年の言葉に慌てて質問したら、あきれたようにため息を吐かれた。
「気絶してるだけだろ。それにしても、自分を殺そうとした相手の安否を確認するなんて、甘いもんだな」
甘い。その言葉に反論することができなかった。そうだった。優しいのではなく甘い。相手のためにならない。
「くれぐれも起こそうとするなよ。また襲いかかってくるだろうしな」
言葉に従った。どうすればいいかわからなかった。
「何もしないなら休んでろ。その様子だと命のやりとりなんて知らないだろ。思ったより辛いだろうし、休んだ方がいい。次は、本当に見ることになるかもしれないしな」
……そうか。確かに休んだ方が良いだろう。
自分が出てきた部屋に入り、ベッドにもぐり込む。
あの少年が言ったとおりに疲れていたかは知らないが、睡魔はすぐに僕の意識を沈めていった。




