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山霧の村  作者: まりちゃんとだんな


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10/11

第九話 霧の向こうへ

デュリナ達が帰る日になった。


その日も山霧は深く掛かっていた。


エルシャは早い時間に目が覚めた。


窓の外を見るとデュリナがいた。


エルシャは着替えて、デュリナのところに行く。


エルシャが外に出るとデュリナが話しかけた。


デュリナ「おはよう」


エルシャ「おはよう」


デュリナ「こんなに凄い朝靄って初めてだよ。この辺っていつもこうなの?」


エルシャ「うん、大体こんな感じ」


デュリナ「此処って別世界だよね、凄く神秘的っていうかさ、なんか身を清められるような、そんな感じ」


エルシャ「私は普通だけど、いつもの事だし」


デュリナ「そっか、エルシャにはこれが日常だもんね。私は街に住んでるからかな、こういうのに触れると気分みたいのがいつもと違くなるんだ」


エルシャ「私は街に興味がある。何があるのか知りたいし見てみたい」


デュリナ「街に憧れてるんだね。いいよ、今度連れてってあげる。私が案内してあげるよ、楽しみに待ってな」


エルシャ「うん!」


デュリナ「じゃ、中入ろうか。冷えるね外は…」


そして、朝食を済ませてからデュリナとカイスは街へと帰る事になった。


エルシャとお母さんは、二人を村の入り口迄見送りに来た。


デュリナ「じゃあ、お世話になりました」


お母さん「気をつけて行くんだよ」


デュリナ「はい」


カイス「じゃあエルシャ、また来るから」


エルシャ「うん、待ってるから」


デュリナ「今度来る時は何かお土産持ってくるから、楽しみにしててね」


エルシャ「デュリナの事も待ってるから」


デュリナ「じゃあ、また」


エルシャ「気をつけてね!また来てね!」


少し離れてからデュリナとカイスは大きく手を振った。


二人の後ろ姿が消えるまでエルシャはずっと二人を見続けていた。

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