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エピローグ
エルシャはデュリナ達が帰ってから約束の一か月後を楽しみに母親の手伝いを頑張っていた。
仕事を頑張れば家事も頑張る。
時々、物思いに耽る時もあるが。
二人と交わした約束だけが楽しみだった。
そしてその日が近づくと毎日山道を見に行った。
霧の向こうに人影が見えないか、何度も確かめた。
だが、いくら待っても戻って来ない日が続いた。
そしてある日の午後。
エルシャはその日も二人を待っていた。
道に座り込んで崖下の方に小石を投げて遊んでいたら。
遠くから声が聞こえてきた。
その声は紛れもなくカイスの声だった。
隣にはデュリナの姿もあった。
その瞬間エルシャは二人の元へと駆け出していた。
山霧の村 完




