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【初作】異世界に転移したらイケメン達に求愛されています!せっかくなのでモテスキルを身につけて元の世界に戻ることを目指します!  作者: 大井町 鶴(おおいまち つる)
◆第六章 入れ替わった謎を解いていく編

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異世界を満喫する〈セイリーン視点〉

私が魂の状態となってそろそろ3ヶ月が経つ。当初の想定通り、そろそろ元の世界に戻る頃合いとなってきた。


魂を留めている魔道具の魔力が低下してきている。元の世界に戻ったらルバートに改善をしてもらわなきゃ。私も一度戻ったら情報を記録したい。今のところ異世界で得た情報を記録するための方法を確立できていないから私の記憶に頼るしかない。


(やることがたくさんあるわね)


異世界ってスゴク面白い。昔はこちらの世界から若い女性を聖女として召喚していたという。無理やり連れてきて従わせるなんてやり方はもう古い。こちらから知りたい情報を収集すれば効率的だ。


私は、知らない世界に行きたいという気持ちが幼い頃から強くて、お父様に代々伝えられてきた召喚魔法の本が我が家に保管されていると聞くと読みたくて仕方無かった。


だから、ある日、金庫の鍵を探し出して読んだ。ちなみに、金庫の鍵は書斎の机の中に普通に入っていたからお父様も隠す気なんて無かったんじゃない?と感じた。


本を読んでみて異世界から対象を呼び出す魔法の仕組みを理解してみれば、こちらから行くことも物体さえ伴わなければなんとかできるんじゃないかと思えた。


だから、私はルバートを誘って異世界に行くための研究を開始したのだ。禁止魔法だから2人の極秘で研究を進めた。


ルバートも私と同じように幼い頃から魔法に強い関心があったから迷いなくすぐに同意してくれた。母同士が友人だったこともあり、気軽に遊びに行けたのも具合が良かった。そのうち、私達の仲が良いと思ったお互いの両親は仮の婚約をしたみたいだったけど。


私もルバートもだけど、魔法に関してはベストパートナーだけど結婚したいとかそんなことは思わなかったと思う。そもそも私は恋愛に興味が無かったから。でも、婚約すれば行き来も都合が良かったからそのままにしておいた。


お互いの両親は、私達が贈り物やデートもしないで魔法ばかりを研究しているので心配していたみたいだ。でも、魔法の研究ができれば私達はどうでも良かった。


そんなある日、ルバートの魔道具がとうとう出来上がって、私と2人で魂を移動する実験をすることになった。あらかじめ魔力を残して自身の身体から離脱すれば、魂が抜けた状態でも身体の維持ができることを証明できたのだ。


それからはより安定した状態で魂を留めながらさらに、ほかの魔法を展開できるように研究を進めた。


私の魂の状態を安定させながら、様子も観測できるように識別センサーや魔力の増幅装置などもルバートが改良してくれたことで、私は魂の状態でも魔術は発動させることが可能になった。


そして私達は、いよいよ私の目的を実現するべく次の段階へと踏み切ることにした。


私達は王に新たな魔法の可能性を伝えることにした。最初は、面会を申し込んでも会ってもらえなかったけど、何度か申し込むとお父様も呼ばれて説明することになった。


突然、王に呼ばれた原因が私達だと分かるとお父様はひどく怒っていたけど、王の意見に従って実験を行った後、反応が変わった。王様もひどく驚いて感嘆していた。


(私達は認めてもらえた!!)


そんな思いが強くて、王から新しい極秘プロジェクトについて提案された時はとても嬉しかった。まだ、新規プロジェクトのために研究を詰めていく必要があったから私は引き続き魔法の研究を進めて、ルバートは魔道具の管理についてお父様に引き継ぎを行い、王の命でさらなる研究のため隣国へと出発した。


ルバートが出発して間もなく、私は魂の状態から人の思考や行動パターンを読み取って自動で操作する魔法を確立した。多分、ルバートが予想するよりも実現させるのは早かったと思う。王とお父様の立ち合いのもと、私は異世界へと旅立った。


魂が抜けた状態の私の身体は異世界者の魂が入る受け皿となるため、お父様が連れ帰ることになっていた。身体の中には十分に魔力も残しておいたから、魔法も難なく使えるだろう。


そして、私は異世界でセイラを見つけた。彼女を見つけたのは偶然だった。同性で年齢が近く似たようなオーラが感じられる彼女は適応者だと思った。


彼女を対象に選ぶと魔法を展開させるために片目をつぶった。術が発動すると彼女から魂が抜け出て私が来た世界へと飛んでいったのを確認した。


セイラの身体を通して知った世界は斬新だった。魔法が無い代わりに“科学”という学問が発達し、時代を進化させていた。魔法ではできないことも科学技術で安定した装置を作り上げることで、誰もが便利に生活できる世界ができていたのだ。目からウロコだった。


(この技術はあらたな魔法と組み合わせたら面白いことになる……!)


毎日こんな新しい発見が面白くて、こちらの世界をとても気に入った。セイラには弟がいて、ゲームなる装置での遊びは楽しかったし、パソコンという装置は持って帰りたいくらい気に入った。学校の勉強も興味深く、積極的に取り組んだ。小テストは満点を連発した。


だが、そんなある日、セイラの思考を読み取ることが段々と難しくなってきた。おそらく身体から抜けた状態で術を発動させ続ける状態に限界が近づいてきたのだろう。今頃、魔道具の識別センサーの色が赤色に近づいているはずだ。


(すっかりあちらの世界のことを忘れていたけど、どうなっているかしら?ルバートは新しい資料を見つけたかしら?)


不思議とプロジェクトに関わるお父様はともかく、お母様やお兄様のことはあまり思い出すことがなかった。お母様は自分のやりたいことをいつものようにやっているだろうと思っていたし、お兄様は私のライバルだと思っていたから。


(私はお兄様を完全に超えたわね)


セイリーンは偉大なる魔法を生み出し異世界に来たことで満足しきっていた。

セイリーンもちゃっかり思考の持ち主です。セイラの世界に来てから興味あることは積極的にトライしています。聖来ママが作るトンカツがえらく気に入って何度もリクエストしていました。


もし、作品がいいなと思われましたらぜひブックマーク&評価をお願いしますm(__)m

(☆☆☆☆☆→★★★★★なったら感涙!モチベーション爆up!皆さまに支えられております)


※投稿は毎日朝7時です。引き続きご高覧頂けるとウレシイです。

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