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【初作】異世界に転移したらイケメン達に求愛されています!せっかくなのでモテスキルを身につけて元の世界に戻ることを目指します!  作者: 大井町 鶴(おおいまち つる)
◆第四章 恋に踊らされる編

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イケメン3人との不思議なデート

週末になり、イケメンの王子達2人+兄という謎のメンバーによるデートの日がやってきた。


少し郊外にある王室所有の別荘に出かけることになり、朝早くからアンダンティーノ殿下とプレスト殿下がお忍び用の馬車で迎えに来てくれた。両殿下のお出かけなので、護衛騎士の数もそれなりに確認できる。


(こんな謎のデートのために、たくさんの方を巻き込んでしまって申し訳ないわ......)


今さらながらお兄様のキテレツな案がよく受け入れられたものだと思う。


「晴れて良かったね。冬でもこうして太陽が出ていると暖かくてのどかな気分になるよ。セイリーンの今日の装いも明るいイエローでまるで陽だまりみたいだね」

「ありがとうございます。1日楽しく過ごせたら良いなと思って選びました」

「とても似合ってる。一段と愛らしいね」


馬車の向かい席にプレスト殿下と並んで座っているアンダンティーノ殿下は、キラキラした笑顔で今日も私を惜しげなく褒めてくれる。


(真正面から“カワイイ”なんて言われたらどうしても照れちゃうわ)


思わず赤くなってうつむいた。


「すぐそうやって女を口説くのを止めろよな。今日はみんなで楽しく過ごす日だぞ?」

「違うだろ!お前達が勝手について来たんだ。ボクはセイリーンと2人でデートしたかったね。それにセイリーンだから口説いているんだ。誰にでもしてるわけじゃない」

「殿下、2人きりで出かけるのはまだ早いかと。兄としては簡単に容認するのは難しきことでして......」

「スワロウのシスコンぶりもヒドイね。ボクはセイリーンのことをもっと知りたいだけなんだけど」

「セイリーンのことを知りたいのはオレもだし、どうせならみんなでまとめて出掛ければ問題ないだろ」

「ああー、ホントお前は単純だね。許したボクはなんて寛大なんだろう。感謝してほしいよ」


男子3人のやりとりを見ていたら、私も何か言わねばならないような気がして思い切って口を開いた。


「私が言うべき立場ではないですけれど、今日はリラックスしてみんなで楽しく過ごせると良いですね!」

「......ホント、お前が言うなよ」


仕方ないヤツだなという風にプレスト殿下が微笑みながら私のおでこを軽くツンとつっついた。全然痛くない"おでこツン”とスマイルに不覚にもキュンとしてしまう。


赤くなった私を横から見ていたお兄様はコホンと、咳ばらいをすると両殿下に牽制の言葉を吐いた。


「えー、セイリーンには無意味に触れぬようにお願いいたします。両殿下はセイリーンと婚約しているわけでもありまんので」

「お前ホント、カタイこと言うな」


プレスト殿下が文句を言う。この中で最もキケンな人はプレスト殿下なので、お兄様の言葉はありがたい。


「セイリーンが嫌がることなんてしないよ、ボクは。安心してね」


ニッコリと微笑むアンダンティーノ殿下は、さすが未来の王様。紳士の鏡のような対応をしてくれる。


「いいヤツぶろうとするなよ。セイリーン、こういう羊の皮を被ったヤツが一番危ないんだぞ。信じるな」

「プレスト!変なイメージを与えるな!お前はどうしてそうやってボクの邪魔をするんだろうねぇ?」

「お前が大事だからだよ」

「また、お前はそういうことを言う。ボクの意思は尊重してくれないわけ?」

「オレはお前のこと好きだよ?尊重もしている」

「好きとか言うな。気持ち悪い。だが、分かってもいる」


このお二方は、いつも何かしら言い合いをしていることが多いけれど、根本的にはお互いを大切にしているのは間違いないだろう。なんというか、男性ならではの闘争本能が刺激されているだけなのではと、思う。


「セイリーンとスワロウは仲がいいよね」


男同士の告白が終わったと思ったら、話の矛先が急にこちらに向けられた。


「はい。お兄様はとても頼りになる人ですので。今も魔法の勉強を見てもらっていますし」

「セイリーンの手助けになれるように付き合っているだけです。大切な妹ですから」

「お兄様にはダンスでもお世話になりましたし、悩み相談にも乗ってもらえて、いつも側にいてもらわないと不安になるくらいの人です」

「......お前にそう言われると照れるな」


お兄様が私の頭をポンポンと撫でながら甘い顔をして微笑んでいる。


「......美しい兄妹愛だね。ボク達にはそういった尊重する空気は存在していないみたいだけど?」

「おい、せっかく丸く収まったんだから蒸し返すなよ」

「収まってないだろう。ボクが寛大なだけ」

「はいはい、そういうにしておくか」


すぐに王子2人の仲の良い言い争いが始まる。でも、2人のやりとりがおかしくて兄と笑いをこらえるのが大変だ。


別荘までの道のりはずっと楽しい時間となったのだった。

馬車の中、楽しそうですねぇ~(๑´∀`)


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※投稿は毎日朝7時です。引き続きご高覧頂けるとウレシイです。

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