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【初作】異世界に転移したらイケメン達に求愛されています!せっかくなのでモテスキルを身につけて元の世界に戻ることを目指します!  作者: 大井町 鶴(おおいまち つる)
◆第三章 恋の予感編 

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温かい家族に励まされる

屋敷に着くと、第二王子のプレスト殿下が直々に私を送ってきたということで案の定大騒ぎになった。屋敷にいたお母様は“お茶でもいかがでしょうか”などとお誘いしていたが、プレスト殿下が王子スマイルで"結構”と紳士的にお断りしていた。


私もこれ以上はいっぱいいっぱいなので、プレスト殿下の言葉を聞いてホッとする。が、次の瞬間に、プレスト殿下が私にダンスの指導をする旨をお母様に伝えているではないか!


(本気で舞踏会までプレスト殿下が直々に指導しようとしているんだ......)


アンダンティーノ殿下が関心を抱いている令嬢を観察するためだとしても、随分と密な調査じゃないだろうか。


「まあそんな、プレスト殿下が直接セイリーンにご指導して下さるなんて贅沢すぎますわ!」

「気になさらず。私も身体を動かすのにちょうど良い。兄と踊る前の練習相手として私が適任かと思うのでな」

「......そう言われましては、お断りするわけには参りませんわね......セイリーンがうらやましいですわぁ」


プレスト殿下のステキな王子スマイルに、お母様のハートが撃ち抜かれている!分かるけど!背も高いしイケメンだし。性格は......かなり強引だけど。


「ということでセイリーン嬢、放課後は私の時間が許す限りは2人でダンスの練習をしていこう」


"2人で”という言葉が強調されて聞こえた気がするが気のせいだろうか。キラキラスマイル&紳士的な口調で言うから思わずうなずいてしまう。


「はい、どうぞよろしくお願いいたします」


今度は落ち着いてカーテシーをすると、プレスト殿下は満足して帰宅して行った。


プレスト殿下が去ると、1番に食いついてきたのはお母様だ。


「セイリーンちゃん!なんなの?どうしてプレスト殿下があなたを送ってきてダンスレッスンもしてくれることになっているの??」


最近、お母様は私のことを"ちゃん”づけで呼ぶのがブームらしい。記憶が無いということで私を小さな子扱いしているみたいだ。お茶の時間も私好みのスイーツをよく買ってきてくれるし。


セイリーンは暇があれば魔法研究か魔法好き仲間と会うくらいで、あまりお茶には付き合ってくれなかったらしいから以前よりもお茶の機会が増えたのが嬉しいみたい。


(ああ、私も魔法の勉強しなくちゃいけないのに〜!ありがたくも王子様達が構ってくるから勉強する時間が無いわ)


アンダンティーノ殿下とプレスト殿下の王子2人が私に関わるようになってからすっかり翻弄されていて思うように勉強が進んでいない。夕食までに集中して宿題と今日の授業の復習に取り掛かることにした。


夕食時にはお父様やお兄様もそろい、本日の新たな事件について報告をした。


「セイリーン、なぜ急に王子2人に気に入られている?」

「お父様、私も分からないのです。アンダンティーノ殿下には廊下でぶつかりそうになったのがキッカケで偶然お会いして少し話しただけですし、プレスト殿下はアンダンティーノ殿下つながりでお話することにはなりましたが特にコレといって...」


図書室で禁止魔法について調べていたのをプレスト殿下に見つかってブラックリストに乗ったかもしれないとは言えない。


「お前は美しいから興味を持たれても不思議ではないがな。アンダンティーノ殿下は魔法課にも顔を出されることもあるから、ひそかにスワロウがおすすめしたのではないかとも思ったが」

「オレがおすすめするわけがありません。身分も釣り合いませんし、セイリーンは身の丈に合った相手がふさわしいでしょう」


そういえば、私には婚約者がいたはずだし。お兄様には一度聞いたがお父様にはまだ確認していない。


「お父様、私の婚約者についてお聞きしたいのですが、私に正式な婚約者はいないのですよね?もし、婚約者がいるのに殿下たちと交流を持っていたら失礼に当たると思いますし......」

「ああ、ルバートのことか。あれは相当な魔法好きでお前と気が合ったようだから、親同士で何となく話しただけで正式な話ではない。そのルバートも隣国に留学してしまったしな」

「そうなのだったのですね」

「まあ、殿下達のことは前向きに考えていってはどうだ?」

「そんなこと言われましても......」


お父様がなぜか応援発言してくるじゃないか。伯爵家じゃ身分的に釣り合わないでしょうに。王族のふさわしいお相手は大体、公爵令嬢が相場と決まっている。


「父上、今はそれよりもプレスト殿下に負担をおかけしないために、一刻もダンススキルを上達させなければなりませんよ。夕食が済んだらすぐにダンスレッスンと魔法の勉強を始めます」

「頼んだぞ」


やるべきことが増えて、息苦しさから思わずタメ息をついてしまった。何気にこの世界に来てからずっと何かしらの勉強をしていてストレスが溜まっている。


「なんか不服そうだな。お兄様じゃダメなのか?」


なんかお兄様がシュンとしている。お兄様のこんな顔を初めて見た。


「いえいえ、お兄様はお仕事もされていますし、いつも私の面倒を見ていただいてありがたく思っています。心強いです!ただ、やるべきことが多くて少し疲れ気味というか......」

「セイリーンはよく頑張っているよ。舞踏会が終わったら気晴らしに街にスイーツを食べに行こうじゃないか」

「あら、ズルイ!お母様も行きたいわ。ドレスも見たいし」

「うん?ならば私も行こうか?」


本当にこの家族は仲が良い。私も舞踏会後のスイーツや買い物を楽しみに頑張ろうと思ったのだった。

個人的にこんな手取り足取り見てもらえるお兄ちゃんいたらいいなあと思います(*´꒳`*)


もし、作品がいいなと思われましたらぜひブックマーク&評価をお願いします(o_ _)o

(☆☆☆☆☆→★★★★★なったら感涙!モチベーション爆up!皆さまに支えられております)


※投稿は毎日朝7時です。引き続きご高覧頂けるとウレシイです。

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