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サファリア女学院から青藍高校へ潜入!? 〜お嬢様の「普通の恋」は、完璧な執事が絶対に許しません〜』  作者: 琥珀かえで


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第41章:40年目の真実、無自覚なる女王の一撃

貝森あずみの鋭いツッコミにより、会場中が「まさかパクリ作品か……?」とざわめきに包まれる中、強引に指輪をはめられた納屋あけみは、自分の指で煌めくプラチナのリングをじっと見つめていた。

そして、何かを思い出したようにポンと手を打つと、隣に立つ夫の森野薫の顔を見上げて、実にあっけらかんとした笑顔で言い放ったのだ。

「あら……? 薫さん、この指輪、私たちが昔一緒に選んで、結婚を決めた時のあの指輪とまったく同じデザインですわね?」

「えっ……? ああ、本当だね、あけみ。僕が君の指にはめた、あの愛の誓いの指輪と瓜二つだ」

薫お父様も驚いたように目を丸くする。あけみお母様はクスクスと上品に笑いながら、目の前でガタガタと震えている露村陣に向かって、無邪気な声をかけた。

「ねぇ薫さん、この指輪、露村さんの『新作』なんですってよ? ――あら、ということは、あの時私たちがプロポーズの記念に指輪を購入したあの高級ジュエリーショップって、まさか露村さんのお店だったのですのねぇ!」

そうなのだ。

納屋あけみと森野薫の二人は、あの高級ショップが露村陣の経営する店だとも、その指輪が陣があけみのために夜も眠らずにデザインした特注品だとも、当時から今に至るまでの40年間、**本当に「1ミリも知らないまま」**お買い物を楽しんでいただけだったのだ。

「まさか、あの素敵な指輪のデザイナーが露村さんだったなんて。私、今の今までこれっぽっちも知りませんでしたわ。ねぇ薫さん、偶然って本当に面白いですわね、おほほ」

「そうだね。僕たちはただ、あのお店で一番輝いていた指輪を気に入って買っただけだったからね」

お互いを見つめ合い、何年経っても色褪せない夫婦の絆の微笑みを交わし合う二人。

その光景を見た露村陣は、目の前が真っ暗になった。

陣は40年間、「俺のあけみへの愛の結晶を、森野薫が目の前で横取りして買いやがった! 許せん!」と、激しい憎悪と怨念の炎を燃やし続けてきたのだ。

だが、その真相は、二人は陣のことなどこれっぽっちも意識しておらず、ただ「通りすがりの店で良い指輪を見つけたから買った」という、あまりにも冷酷な『ただの背景(一般通過店)』に過ぎなかったという現実。

「あ……あ……、知ら、なかった……? 私は40年間、一体何のために……」

自分の人生を賭けた執着も、怨念も、すべてがただのピエロのような空回りだったと知った露村陣は、絶望とみじめさのあまり顔をドス黒く変色させ、そのままステージの上で白目を剥いてバタンと情けなく卒倒した。

「あなたーーーッ! しっかりして頂戴!!」

格が下がったと罵られた露村麗華の悲鳴が響き渡るが、もはや手遅れだった。

全上流階級の目の前で、パクリデザインの醜態と、40年間の哀れな勘違いストーカー生活の全貌を大公開されてしまった露村財閥。

彼らが命運を賭けた新作発表会は、スーパールッツの手を煩わせるまでもなく、彼ら自身の自爆によって、文字通り「精神的な更地」へと粉砕されたのだった――。

第42章:露村財閥完全倒産!三大財閥の勝利と、海斗くんの新しい一歩編へ続く

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