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サファリア女学院から青藍高校へ潜入!? 〜お嬢様の「普通の恋」は、完璧な執事が絶対に許しません〜』  作者: 琥珀かえで


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第40章:炸裂、マダムのおほほマウントと未練のパクリ指輪

露村財閥の命運を賭けた新作ジュエリー発表会の会場は、日本中のセレブたちが集まり、異様な熱気に包まれていた。

その中央を割るようにして、納屋あけみ・森野薫夫妻と、貝森孝雄・あずみ夫妻が、まばゆいばかりのロイヤルオーラを放ちながら優雅に歩みを進める。

さっそく、激しい嫉妬の炎を燃やす露村麗華が、これ見よがしに傲慢な態度で立ちはだかった。だが、あけみお母様はフッと上品に扇子を広げると、氷のように冷たい微笑みを浮かべて、会場全体に響き渡る声で言い放った。

「あら……? あそこにいらっしゃるのが露村財閥の奥様かしら? 高級クラブ『ピンクバタフライ』のオーナーママだったと聞きましてよ。……ふふ、露村財閥の格もずいぶんと落ちたものね、おほほ。あらっ、失礼?」

「な、なんですってぇっ!?」

全招待客の前で過去の素性を優雅に暴露され、麗華が顔を真っ青にして泡を吹きそうになるのを横目に、あけみお母様は美しく勝ち誇った。

◇ ◇ ◇

いよいよ、誰もが待ち望んだ露村陣の新作ジュエリー発表の瞬間がやってきた。「今度こそどんな新作かしら?」と、会場中の全員が固唾をのんでステージに注目する。

すると、現トップの露村陣は、スポットライトを無視して真っ直ぐに、あけみお母様の前にやってきた。その手には、ベルベットのケースに収められた一組のペアリングが握られている。

「あけみ様……! 私は、あなたのためだけにこの新作ジュエリーを作った。私はまだ、あなたのことを諦めきれない! どうか、この指輪を受け取ってほしい……っ!」

陣は狂気に満ちた目でそう叫ぶと、周囲の制止も聞かず、強引にあけみお母様の指にその指輪をはめてしまったのだ。

会場中が「な、何なんだこの泥沼の不倫劇は……!?」と大パニックに陥り、薫お父様が「露村、僕の妻になんて真似を……っ!」と激怒して割って入ろうとした、その時。

すぐ隣でそのジュエリーを凝視していた貝森あずみが、美しく小首を傾げて、冷徹なツッコミを放った。

「あれっ……? このデザイン、どこかで見たような気がするわね……?」

あずみお母様のその一言に、会場の視線が一気に指輪へと集中する。

「そう……何十年も昔、誰かさんが一方的に失恋した腹いせに作り、恋敵に買い取られて目の前で見せつけられたという、あの哀れな『未練の使い回しデザイン』にそっくりですわ。まさか、自分の大失態の過去作をパクリ同然で『新作』として発表するなんて、露村財閥のクリエイティビティも底を突いたのかしら?」

「ヒッ……!?(な、なぜそれを……ッ!?)」

全招待客の目の前で、40年前の生き恥とパクリの事実を完璧に見破られ、露村陣はブドウ糖が切れたようにその場でガタガタと震え出した。

「おのれ露村陣、我が至宝たるお嬢様のご両親を呼び出し、そんな過去の泥沼ストーカーパクリジュエリーであけみ様に無理やりタッチ(指輪はめ込み)をキメるとは……ッ! ギガ万死!! テラ万死ィィーーッ!!! 今すぐ私がこの会場ごと露村の全資産をカートで轢き潰して更地にして差し上げますわ!!!」

物陰で長谷部誠のメガネが怒りの真紅オーラで粉々にバキバキに爆発する中、露村財閥完全崩壊へのゴングが、華麗に鳴り響くのだった。

第41章:パクリ大炎上で露村財閥完全倒産!スーパールッツ総力戦の更地化編へ続く

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