第235章 繋がる絆、特大のお泊り会!
森野海斗ジュエリーショップで、碧様が私のためにデザインしてくれた世界に一つだけの指輪をはめてもらった私は、その足で、もう一人の大切な人のもとへと向かっていた。
納屋財閥――。
冷徹な人間関係が渦巻くその巨大な財閥の中で、昔から私のことを本当の娘のように目に入れても痛くないほど可愛がり、どんな時も唯一の味方でいてくれた、本当に頼りになるおじ様の邸宅。
「おじさま、これ、私からの気持ちです。いつも本当にありがとうございます」
手渡した小さな包みを受け取り、驚いたように目を見張るおじさまの前に一歩踏み出し、私は薬指できらめく指輪をそっと見せながら、満面の笑顔で報告した。
「おじさま、私――早瀬碧さんと結婚します」
「かすみ……! そうか、ついに……!」
おじさまの瞳が、じわっと温かい涙で潤んでいくのが分かる。私はおじさまの手をきゅっと握りしめ、ずっと胸に誓っていた決意を言葉にした。
「碧さんは、凛と蓮の父親として、私たちを命がけで守ると言ってくれました。これからは4人で、みんなで支え合って仲良く暮らしていきます。もう誰の策略に振り回されることもないし、もう二度と、大切な人たちと離れ離れになったりしません!」
私の力強い言葉に、おじさまは「本当によかった……よく頑張ったな、かすみ」と、何度も何度も深く頷いてくれた。南条隼人や長谷部誠といった、自分のことしか頭にない男たちに傷つけられていた日々が、おじさまの温かい涙に洗われて完全に過去のものになっていく。
感動的な空気がお屋敷を包み込む中、私はずっと温めていたもう一つの「最高にハッピーな計画」を思い出し、ポンと手を叩いた。
「あっ、おじさま! 最高の結婚報告もできたことですし、今日から、毎日私たちを温かくお泊まりさせて守ってくれた『貝森財閥』の皆様を、このおじさまの広くて素敵なお邸に招待しませんか?」
「お、貝森の連中をここに、か?」
「はい! 凛と蓮も、貝森家の湊くんや百合ちゃんとすっごく仲良しなんです。だから、みんなでおじさまのお邸に集まって、夏休みの後半の特大お泊り会をしましょう! 碧パパも一緒に、みんなでワイワイ賑やかに過ごしたら、絶対に最高に楽しい夏休みになります!」
私の無邪気で、だけど愛に満ちた提案に、おじさまは一瞬呆気に取られたあと、破顔して豪快に笑声を上げた。
「ハハハ、それは素晴らしい名案だ! 納屋の屋敷がひっくり返るほど賑やかになりそうだな。よし、すぐに最高級の食材と、子供たちが大喜びするようなおもちゃを山ほど用意させよう! 碧くんも呼んで、今夜は盛大なお祝いお泊まり会だ!」
おじさまの弾んだ声がお屋敷に響き渡る。
昨日までの孤独や涙なんて、もうどこにもない。碧様という最高の伴侶、最愛の子供たち、そして貝森財閥と納屋財閥の温かい大人たちに囲まれて、私たちの人生で一番きらきらと輝く、最高にハッピーな夏休みが今、幕を開けようとしていた。
「本作の執筆にあたり、誤字脱字の確認や文章整理のためAIを利用しています(規約に基づき修正案の提案は受けない設定で使用)。物語の構成や本文作成は全て自分で行っています。」




