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サファリア女学院から青藍高校へ潜入!? 〜お嬢様の「普通の恋」は、完璧な執事が絶対に許しません〜』  作者: 琥珀かえで


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第148章:絶望の招待状〜誠さんを奪う完璧な花嫁〜

納屋財閥の本邸での生活は、ただ息を殺して時を過ごすだけの灰色の監獄だった。

凛と蓮は、南条隼人の「跡継ぎ」として、厳しい管理下で育てられている。私はただの、彼らの管理人に成り下がった。

そんなある日。

届いたばかりの朝刊、その社会面に掲載されていた一枚の写真に、私の呼吸は止まった。

『長谷部ホールディングス、長谷部誠氏の婚約内定について』

そこには、凛々しくタキシードを着こなした誠さんと、気品あふれる微笑みを浮かべた見知らぬ女性が並んでいた。

相手は、名門・高倉家の令嬢。長谷部家と並ぶ、政財界の重鎮の娘だという。

「……嘘、でしょ……?」

スマホを握る手が、ガタガタと震えが止まらない。

私は自分から彼を突き放した。そう決めたのは私だ。誠さんの未来を守るために、長谷部の敷居をまたがないと決めたのは私自身……!

けれど、それとこれとは話が違う。

私の犠牲は、誠さんを「新しい家族」に迎え入れるための踏み台だったの?

そこへ、隼人が部屋に入ってきた。彼は新聞に載った婚約記事を指先でなぞり、楽しげに歪んだ笑みを浮かべた。

「おや、見ていたのか? 長谷部の坊ちゃんも、随分と賢い選択をしたものだ。……いや、これは長谷部の『両親』が、お前という汚点を完全に消去するために用意した、最高の舞台装置だよ」

「……っ!」

「あいつらは、お前との関係をスキャンダルとしか見ていない。だからこそ、早々に格の合う女と結びつけ、お前を過去のゴミとして処理したのさ。……これで、誠もお前も、完全に終わったな」

私の心は、バラバラに砕け散った。

誠さんが私のことを忘れたわけじゃない、と信じたかった。けれど、この縁談話はあまりにも完璧すぎる。長谷部ホールディングスの威信を守るためには、私の存在など、最初からなかったことにするのが正解なのだ。

窓の外に広がる納屋の庭を見つめながら、私は唇を噛み締めた。

私が身を引いた結果がこれなら、私は一体、何のために傷つき、この地獄へ戻ったの?

誠さんの未来のため?

いいえ、違った。私はただ、誠さんに「捨てられる」という運命を、自らの手で加速させただけだったのだ。

「本作の執筆にあたり、誤字脱字の確認や文章整理のためAIを利用しています(規約に基づき修正案の提案は受けない設定で使用)。物語の構成や本文作成は全て自分で行っています。」

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