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第103章:早瀬碧の歪んだ愛〜哀しきピエロの独白〜
いつも貝森拓人は、納屋かすみをキープしていた。
俺だって、かすみちゃんのことが好きなのに。
あのダンスパーティーの時だって、本当は俺がかすみちゃんと踊りたかった。パジャマパーティーの夜、二人がほっぺにチュッとしているのを見てしまった時、俺の中の何かが完全に壊れた。許せなかった。
森野海斗とはいとこ同士だっていうのに、どうして俺のところには来てくれないんだ。
だから俺は、かすみちゃんに拓人の居場所を教えたんだ。
もちろん、あいつが如月あやめと結婚して、子供がいることも全部知った上で。
絶望すればいい。拓人なんか諦めて、俺の胸に飛び込んでくればいい。
(かすみちゃん……拓人ばかり見ないで、俺も見てよ。好きなんだよ、かすみちゃん……)
だが、俺はその時まだ知らなかった。
俺の引いた最悪の引き金が、かすみちゃんを俺の腕の中ではなく、南条隼人という絶対的支配者の「鳥かご」へと永遠に閉じ込めてしまう結果になることを。
それぞれの回想シーンを投稿してます




