表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
サファリア女学院から青藍高校へ潜入!? 〜お嬢様の「普通の恋」は、完璧な執事が絶対に許しません〜』  作者: 琥珀かえで


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

PR
119/386

第101章:海辺のカフェと純白の嘘〜彼が彼女を忘れた日々〜

納屋かすみがサファリア女子大を卒業し、水面下で南条隼人との縁談が進められていた頃。

貝森拓人は、海が見える小高い丘の町で、一人静かに暮らしていた。

(かすみちゃん……元気かな)

風の噂で、彼女が南条隼人と付き合っているという話は耳にしていた。

「……そうだよね。もう、かなり年月も経ったもんね」

喪失感を紛らわすように、散歩の途中で見つけた綺麗なカフェにふらりと足を踏み入れる。

「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ」

そこにいたのは、如月あやめ。かつてかすみを目の敵にし、権力を振りかざしていたあの高飛車な令嬢だった。しかし、如月財閥は破綻し、父親も秘書も失った彼女の中に残っていたのは、「海が好きだから、お店を開きたいな」という純粋な気持ちだけだった。

「あの……近所に住んでいるの?」

他愛もない会話が弾み、すべてを失いゼロから前を向くあやめの健気な姿に、拓人はいつしか強く惹かれていった。

二人はお付き合いを始め、とてもシンプルな結婚式を挙げた。あやめと一緒にいると、拓人はかすみへの切ない想いを忘れることができた。

やがて、二人の間に男の子が生まれた。

「名前は、『みなと』にしよう。あやめが、海が好きって言ってたから」

それが、貝森拓人が見つけた、何よりも大切で守るべき幸せだった。

102章に続く

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ