カミュ、アイナ村の組織決定を知る。
結局、先日のバッチの意見通りにはならなかった。
辞退者が続出したのだ。
最高会議は、バッチの言う通り竜王、バッチ、アイナ村村長、ボーナン村長となる。
ボーナン村長は先日選挙がありムルニーさんと言う方がなった。
この人は、ボーナン軍の苛烈な徴税をなんとかごまかし、ボーナン領の民の為に物資を貯めていた人で、経理に詳しい人らしい。
ここまではいいのだが、後は辞退者続出だった。
各大臣、すなわち農政、医政、建築政、錬金政、鍛冶政、民政各大臣は、
相談役、農政 ルオさんが拒否
医政 カルスさん(竜の名医)が了承
建築 ボスガンさんが拒否
錬金 俺が拒否、その後キースロンさんが拒否
鍛冶 ラムザさんが拒否
民生 ローランさん(竜)が了承
アイナ村の住人は、アイナ村の統治において村の施策責任者でもあり村営施設の責任者でもあるとの事と、ボーナンの統治に関しても協力を求められているとの事で拒否、農政、建築政、錬金政、鍛冶政については竜から出す事になった。
軍については
竜第一隊 竜王
竜第二隊 バッチ
アイナ村及びボーナン方面軍 竜のロッカさん
という事になり、方面軍は10人の竜で、アイナ村の竜の駐屯所を拡張する事となった。
各大臣について、最高会議のメンバー4人で再度決め治すとの事。
バッチは
「みんな拒否してしまった。誰にしよう」
と大変だ。
他人事なのでどうでもよいが。
アイナ村の組織もこれを機に組織の変更をすることとなった。
村長は変わらず。
副村長 ルオさん
農政及び町の区画計画 ルオさん(兼任)
医政及び村営医療所責任者 ハッサン先生
建築政 ボスガンさん
錬金政及び村営錬金所責任者 キースロンさん
鍛冶政及び村営鍛冶所責任者 ラムザさん
民生及び財政 メントルさん
アイナ村警備隊 リックさん。
非常勤相談役 カムストックさん(竜)、俺、魔族で一人
非常勤相談役は受けたくなかったが、村長やルオさん達から、錬金や魔法を用いた薬及び医療、鍛冶及びそれを用いた機械などで相談する機会が多いのでやってくれと言われ承認した。
メントルさんは、村長の下でルオさんと共に財政の管理、税収入の管理、村の施策の村民への報知をしていた方で温和で良い方だ。ルオさん曰く、ルオさんよりよほど次期村長には向いているとのこと。
アイナ村警備隊のリックさんは、ボーナンからの亡命者で、ボーナン軍がアイナ村に攻めてきたときにゴンゾーラの下で分隊長をしていた方で、ボーナンから家族を連れてきて住んでいる。ボーナンからの亡命者で軍出身のものを中心に構成し、その隊長としてアイナ村を警備する。軍については通常時は半分は警備残り半分はククリコンの下で工事を手伝うらしい。今、ククリコンとアイナ村北側の竜の人化用村落を施工しに行っている。
俺は暫く村を空けていた。魔王様が先日の俺の手術、ルオさんの義手移植手術を見てそれを魔王様が実施するから監修してくれとのことで魔王領に行っていた。
魔王様が魔族に義手接続手術を行った。ほぼ完ぺきにヒール系の呪文、魔石をコントロールした非の付け所の無い手術だった。
術後の魔王様と、やはりパーフェクトヒール一発で義手が付けばと言う話をしていたら、その術法に心当たりがあるという。
「魔王様、もしその術法を行う場合は是非私を呼んでください。」
とお願いした。
アイナ村に戻ると、村の新体制がすでに動いていた。
カムストックさんもすでにアイナ村に来ており、温泉の近くの場所にもうすでに家を建て奥様と住んでいた。
カムストックさんに
「村の非常勤役よろしくお願いします。」
と挨拶したら、こちらこそと言われ
「カミュ殿の家の様に私の家にも温泉を引けないか。」
と言われ
「それはまずルオさんに相談しないと。このローラン温泉は村の共有物ですし。俺の家に引くことができたのは村の共有物になる前でしたから。」
と言った。
「明日、もう一人の魔族の非常勤相談役が下見に来るそうだ。住む家は私の家の隣の空き地に建てるとの事だよ。」
と言ったので
「誰かご存じですか? 」
と聞くと
「村長は知っているらしいが教えてくれぬ。誰だろうか。魔族軍の隊長キグナスが武闘会後引退したらしいから奴か。とにかく明日村長宅に午後1時に来いとのことだ。」
と言った。




