カミュ、バッチと組織について語る。
昨日の夜23時にも一回更新しています。よろしくお願いします。
バッチが夜、うちにやってきた。
組織の相談事なら風呂入ったら村長宅へ、と言ったら
「竜王様の命をとりあえず先に伝える。カミュは拒否すると思うけど。」
と言ったので、
「副王は拒否するぞ。」
と言ったら
「そうじゃない。我が竜の領域に温泉があるかサーチせよ。との命だ。」
「忙しい。ようやくアイナ村の開発が終わり研究と剣の修行に没頭できるかと思ったのに。村の発展にもやらねばならぬものが一杯あるんだ。そんなもん無理。」
「だよねえ。」
「他にも用事があるんだろう。なんだ。」
「ククリコンも呼んで。」
というのでククリコンを呼んできた。
「で、何だ?」
「組織の事。王の下に最高会議を組織することになった。最高会議のメンバーは王、宰相の私、アイナ村村長、ボーナン村長となる。で、カミュにはルオと共に王と最高会議の相談役についてもらう事となった。相談役は最高会議には出たいときに出ればいいこと、相談に乗ってほしいときに相談に乗ればいいこと、すなわち不定期な職なんだけど受ける? 」
「やだ。俗世と離れ研究と剣に没頭したい。」
「なるべく相談事が発生しない様にするから頼む。今私が相談している様な感じにし、カミュの余暇を利用するようにするから。」
「俺は村長から、アイナ村の錬金術所、鍛冶所、医療所の相談役を任命されそれを受けた。相談役というのは無理だ。ルオさんのみにしてくれ。」
「わかった。そうする。ただし私的に最高会議のメンバーが相談を求めたらそれを受けてほしい。」
「それなら了承する。」
バッチはほっとした顔をし、ククリコンに
「ククリコンは、アイナ村防衛隊の隊長になってほしい。アイナ村には私達竜の駐屯所と魔族の駐屯所がある。魔族はどうするかわからないが竜の駐屯所にはある程度の軍事力を配置する。ククリコンはアイナ村に流民してきたボーナンの元軍人をまとめ、この地の防衛に協力してほしい。」
「協力するのはかまわないね。だけどおいらはこの村とボーナンの開発に従事したいね。だから隊長はいやね」
「やはりそうか、ではボーナンの軍人の中から防衛隊隊長を選び、竜の駐屯所の軍事力の下につけることにする。何かこの村、ボーナンにあった場合、カミュとククリコンは状況によっては協力する様に。」
俺とククリコンは了承した。
バッチに組織がどうなったか聞くと、
「王の直下に最高会議を設け、先ほど言ったメンバーを所属させる。その下に竜の領域、ボーナン、アイナ村の内政、すなわち農政、医政、建築政、錬金政、鍛冶政、民政の責任者を付ける。軍政に関しては、竜軍に関しては2つ設け、それぞれの隊長、王と私が率いる事となる。平時は副隊長を設け、彼らにまかせる。」
「魔族は最高会議に加えないのか。旧セト領の村長であるケルン村長を加えないのか。」
と聞くと、
「ケルン村長は旧セト領の復興や統治が忙しく拒否された。魔王もそれを了承し、竜の組織には加わらぬ。アイナ村は竜の租借地であって魔王領である。だからアイナ村の村政に魔族領のものを加わらせるとのことだ。」
「誰だ。ラオンか? 」
「いや違う。否定した。それにラオンは魔族最強部隊の部隊長だ。この村の所属にはせぬだろう。そのうち村長から報告があるのではないか。」
「なるほど、まああの魔王様の事だ。いい人を連れてくるだろう。」
「そうか?あの食わせ物の魔王の事だ。とんだ曲者をつれてくるかもしれんぞ。」
と言った。
また、本来はもっと組織を厳格にするつもりだったが、同盟国である魔族を刺激してはいけないのでシンプルにすべきというカムストックさんの進言によりこうなったとの事だ。
バッチは残念そうだったが、村長やルオさん、俺が以前言っていたようになってこれでよかったと思った。
「カムストックさんはこれで引退か。あの人は奥さんと二人暮らしだと聞いたが、お二人でアイナ村に来るのか。」
と聞くと、そうらしい。今、住居を建てる土地を村長と相談中とのことだ。
また、カムストックさんの献策で、以前ローランさん達が建てたアイナ村北側の建物群、人化したときの住居用・・を拡大し、年を取って若しくは傷害を受け飛行が上手くできない竜の為の人化用住居を作ることとなったらしい。
そこの開発を工事監督のボスガンさんにお願いしたとの事。
ククリコンは、これからいそがしくなるねえ、と言った。




