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カミュ、竜の粛正に驚く。

 それから何日かした。

 その間俺は武闘会に行く途中に通った旧セト領内のサーチ結果目印についての確認をした。


 その時の目印については、多分鉱山かも、というところが2か所、地面深くになにか、というところを1か所見つけたのものだ(カミュ、かつての部下に会う。より)。


 鉱山かも、と思ったところは鉄鉱石が主流のものが1箇所、魔石の採掘できる所が1か所、そして残りの1か所は温泉だった。


 鉄鉱石の鉱山については、旧アイナ領の鉱山師の指摘通りにククリコンが鼻先ドリルで穴をあけざっと坑道を作った。魔石の鉱山については魔王領の鉱山師、内政官が来てどうするか決める事になったらしい。


 温泉については、源泉付近にとりあえず温泉水路と風呂場を作っておいた。

 後は旧セト領でどのように活用するか考えてもらえばいいと思う。


 アイナ村の温泉は硫黄泉、ヤマタの温泉は塩化物泉である。ここの泉質が他の物であればいいなあと思った。

 今、アイナ村とヤマタは海路で温泉ツアーを組んでいるが、観光資源として旧セト領も加えてほしいと旧セト領の村長であるケルン村長が言って来た。


 とりあえず、ケルン村長からヤマタに温泉発見を伝えておいてもらい、アイナ村には俺が伝える事となった。


 魔王領にも温泉があって目出度いということで、温泉開通時には祭りを開く故招待するという事をマンテナさんが魔王様の伝言として伝えてきた。また、魔王様は旧セト領、ドワーフ領、ゴブリン領の資源確認サーチ隊を結成し、自ら率いて調査を行うとのことであった。


 俺には竜王からは我が竜の領域にも温泉がないかサーチせよとの命令が来た。竜でサーチの呪文を唱えることが出来る奴がやれよ、と思ったが、上手な使い手がいないらしい。そんな暇はないと断った。


 そしてその日、竜のローランさんから聞いた。

 竜の政庁メンバーの6名のうち、2名が汚職で処刑、2名が反逆未遂で処刑、そして残りの2名は汚職未遂で最北端に流刑となったとのこと。


 ローランさんに事情を聴こうとしたら、午後からバッチ様が来るのでその時に説明があると言われ、午後に村長宅に行くように言われた。


 午後になって村長宅に行くと、すでに皆来ていた。

 バッチが、

「これで集まったな、今回の事について説明する。」

「前回のここでの打ち合わせ後、カムストックを訪ね、打ち合わせの話を全て話した。カムストックは『ようやく来たか。遅いぞバッチ』といい、『事前に相談を受けた新組織案だが、そのまま行うつもりであったらぶち壊すつもりであった。』と言われた。」

「カムストックに、『政庁メンバーの事は私に任せておけ、今から王のもとに行くぞ』、と言われた。王のもとに行き、カムストックが王に政庁メンバーに不正と不穏な動きあり、と言った。そしてそのうちの2人の国庫からの横領と2人の反乱の証拠を突き付けたのだ。多分王もその証拠はでっち上げたものとわかっていただろうが、すぐに私と軍に王から4人を捕獲せよとの命令が下った。私は軍を率いて4人の元に言った。汚職組の2人はすんなり逮捕されたので、詮議後処刑、反乱組の2人は抵抗したので私が処刑した。残りの2人は汚職の疑いありとのことで北方に回した。カムストックは今回の汚職、反乱未遂の責任を取って新組織案をまとめたら引退するとのことだ。王と相談し、以前ルオとカミュの言った案を参考にしつつ組織案を王、カムストック、私でまとめることとなった。」

と言った。


 ルオさんが

「やはりカムストック殿は色々お考えであったか、あの老練な方が唯々諾々としている筈がないとは思っていた。」

 俺が

「アイナ村の組織も竜が考えるのか? 」

と聞くと、

「アイナ村とボーナンはそれぞれで組織を考えればいいとのことだ。その組織をこちらは受け入れ取り入れた組織となるであろう。」

とバッチが言い、

「王は副王にカミュをと言っていたが、カムストックと私でそんなことをしたらカミュは魔王領に去ってしまうぞ。と言い止めた。」

と言った。

「更にカムストックは引退後この村のできれば温泉の傍で住みたいとのことだ。後日土地を買いに来るので村長によろしくとのことだった。」

「アイナ村のお目付け役か? 」

と俺が笑いながら聞くと、

「アイナ村では商売をすると言っていたぞ。」

とバッチが答えた。


組織を決めたあと、人事案を決め、その人事案に残った人に対し後で個別に就任以来をするとのことだった。

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