カミュ、王都民に演説する。
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カミュは王城を吹き飛ばすため魔法を発動しようとした。
カミュ最大の破壊呪文「真メテオストライク」を唱える。
この魔法は発動までに時間がかかりすぎるのであるが、周りを魔王、竜王などの味方で囲まれている為、唱えた。空や雲の色が真っ赤に染まり、熱気を感じるようになる。
王の傍に控えていた宮廷魔術師が
「あれはメテオストライク。王よ、あの呪文がさく裂したらこの城は全壊です。」
と言い
「あ、あの雲の色は、カミュ最大の呪文真メテオストライク。お、王よあれはかつてカミュが竜王に勝った呪文です。ま、まずい。城が全壊どころでは済みません。塵ひとつ残らず城が消し飛びます。」
と言った。
王は
「竜王よ和睦しよう。望むものはなんだ。」
と言った、
魔王は
「私の望むものは貴様の首だが・・・竜王よ、この戦はお主が主軍で私は援軍。貴公のすきにすればよかろう。」
と言った。
竜王ファフニールは
「カミュよ止めよ。」
と言った。俺は
「解りました。」
といい、呪文を止めた。
竜王は
「魔王と同じでお前の首と言いたいところだが、まあやめておく。貴様の首などゴミ以下の価値しかないからな。」
といい、
「まずは、海軍を解散せよ。ヤマタと我が竜の領域の海路を保障せよ。」
「次に、ボーナン領を割譲せよ。まあすでに魔王軍が占領していると思うがな。」
「次に、ボーナン領、アイナ村、旧セト領に移民希望のイナバーン国民に対してはその移動を妨げてはならない。」
「我が竜の領土について、イナバーン王、イナバーン貴族、イナバーン宮廷及び軍に関する者は入国禁止とする。ただしそれ以外のイナバーン国民については前述したとおり移動、通過、移民は可能である。」
「この他の条件に付いては、後日我が代理を遣わす故、その者の言う通りに従え。」
「以上である。」
王は
「わかった。全面的に竜王の意見を飲もう。」
と言った。
竜王ファフニールと側近の数名、魔王と魔王空軍数名は人化し、イナバーン城の前で先ほどの竜王の言った条件を文章にして和睦書を作成。調印した。
調印後、俺は魔王にこの戦い前に言われたことを上空からイナバーン王都民に向かって言った。
「みんな。今旧セト領とアイナ村は再建に向け工事や開墾を行っている。人手不足で物資不足だ。手伝える人がいたら手伝いに来てほしい。また、今回、和睦条件として竜の領域にボーナン領が加わった。ここも開発、開墾を行うことになると思う。その時は手伝いに来てほしい。」
といい
「俺らアイナ村は魔王領であって竜の領域の租借地となっているが、税はかなり軽くなった。旧セト領もそうだ。」
「アイナ村は、魔王様が魔族領から持ってきた作物を所定量作り、魔王軍に収めることとなっている。その量は少ない。また、労役の強制が多少あるがその労役は村の発展及び旧セト領の発展のためのものであって、自分たちに帰ってくるものが殆どだ。そしてその労役にはきちんとカネが支払われる。1日あたりの労役に対するカネは1万8千ゼニーだ。王都の1.5倍だ。」
「領内には、竜軍、魔王軍が駐在する事となるが、これらの軍は村に何かあった時、村民を守るために村民の為に戦ってくれる。先ほど話したボーナン領がアイナ村に物資を略奪に来た時、ボーナンは俺、カミュが村に居ないときを見計らってやってきた。俺が居たら略奪できないからだ。竜ローランは勝ち目がないのにも関わらず、命をかけてボーナン軍に対峙した。彼が対峙し時間を稼いでくれたおかげで、俺や竜、魔王軍の援軍が間に合いイナバーン王の策略で略奪にやってきたボーナン軍を撃退できた。」
「皆もなにも恐れる事はない。ボーナン、旧セト領、アイナ村はどんどん発展するし仕事も多い。移住したくなったら来ればいい。先ほど調印した和睦条件には、移民希望のイナバーン国民に対してはイナバーン国はその移動を妨げてはならないと書いてあるから。」
と言った。
調印後、竜の軍、魔王軍はそれぞれの国に帰った。
魔王、竜王はアイナ村の村長宅に残った。




