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カミュ、人間国の対応に・・

 旧セト領の復興が盛んである、と言うか止まらない。

 セトからどんどん人が流入してくる。


 流入してきた人は旧セト領の空き地につくられたテント村に入れられる。


 昼間の仕事は、旧セト領とアイナ村間の木の切り出し、その木からパネルの作成、そして土地の造成とパネル工法による住宅の建築だ。


 昼間は現場で、朝と夕方は魔王領からテント村に食事が配給されている。


 また、旧セト領とアイナ村間の道路の造成も行われている。これは、アイナ村から輸送されるコンクリートを敷き詰めて作っている。


 また、女性や子供は薬に錬金できる草の収集、石鹸の製造、畑の造成を行っている。


 この区間に旧セト領の川から水路を設けることは、アイナ村の村人が派遣され行っている。

 井戸は適宜ククリコンが穴を掘っている。


 また、アイナ村との境界地に魔族の駐屯地が建てられることとなり、ここは魔族が施工している。


 アイナ村と人間の国の関係は、


 まず4国のうちアイナ村との関係が良好と言っていいのはイナバーン南方にあるヤマタの国だ。

 ヤマタの国からアイナ村に商人が来た。何の用だと思い会ってみると、旅行ツアーについてだった。


 共に温泉を抱える地として、アイナ村で温泉1泊し、船で南下しヤマトへ、そしてヤマトの温泉地で一泊するというツアーを組ませてほしいと言って来た。


 これは村としてオッケーを出した。


 あまり良好でない国は、セトだ。


 セトは魔王領に住民が流入するのを避けようとし、アイナ村に流入した住民をセトの返せと言って来た。

 セトの騎士団が訪ねてきたので、村として何だろうと思い話位は聞いておいた方がいい(魔族側もセトの現状の様子をしりたかったとのこと)のだろうと駐在魔族のラオンの許可を得た上で話をした。人化したラオンは村長秘書と偽って参加させた。それがセトの流民を返せ、村の様子を見て食料を寄越せなどと言って来たので断ったら、村を騎士団で占領しようとしてきたので、俺、ククリコン

ラオン、ローランさんで撃退。攻めてきたセト騎士団に以下の手紙を持たせて帰した。

「セト王へ、アイナ村に手を出すなら俺らで攻め込む、ファフニール、カミュ。」


 ホクリクンはアイナ村とは何もない。

 何もないが様子を聞くとひどいらしい。


 とにかく流動通貨を沢山もっていたことで影響力を維持していた国であったので、魔王の策で物資、カネがかなり減り他の国に影響力を発揮することが出来なくなった。


 魔王の策・・・ホクリクンの大商人が実は魔族で、そこを通じて竜から借りた大量のカネで物資を買いインフレ状態にさせ、そしてそのホクリクンの大商人をカネごと魔王領に引き返らせ混乱させ、最後にインフレのホクリクンにホクリクンから買った物資を売りつける・・・・


 この策のせいでモノが無くカネもないホクリクンはかなり他の国に舐められており、他の国に滅ぼされる可能性すらある。セトかイナバーンに攻め滅ぼされる可能性もある。


 そしてイナバーン。ホクリクンから物資を買い上げられ物資不足。それに対する貴族の無策。平民である村長がまとめているアイナ村の最近の変わりようから、特に貴族領の住民の脱走が少しづつ出ているらしい。


 また、アイナ村が魔族、竜を領内に引き入れていることに恐怖を感じているらしい。

 王都より

「村内に魔族、竜を入れるな。」

と言われても無視して入れている。

 旧セト領の人類の裏切り者とも交流し、しかも、村に魔族、竜が住んでいると警戒されている。


 村内はここ半年で活気にあふれ、家や建築が立ち並び畑が増え作物も豊作、イナバーン国家で唯一と言っていいくらいの景気・・・・・


 すぐにでも謀反の理由を付けて攻め取りその富、人民を王都の為に使いたいが、ここには暴虐のカミュ、10倍のセト最強軍を殲滅した隊長ラオン、竜の副王バッチ一党などがいることが多く、攻め入ることは不可能だ。


 であれば新たな税を作り増税して富を吸い上げるしかない。


 アイナ村は、このままイナバーン領でいるのか、竜の領域若しくは魔王領の支配下に入るか選ばないといけない。


 何処に所属するかは、村長の意見が大きいだろうが、緊急下でなければ住民投票によって決める事となるだろう。


 どこの支配下に入るのか・・・俺の思うところ、下記の様に考えていると思う。


 村長はわからない。


 ルオさんは以前も言っていたが魔族に所属するのを選ぶだろう。


 ハッサン先生及び村営医療所の連中は竜


 鍛冶屋のラムザさん及び村営鍛冶場の連中はやはり竜だろう。


 ボスガンさんら工事の連中は魔族


 キースロンさんら村営錬金術所の連中も魔族


 村民は・・・わからない。気さくな竜人を好む村民も居れば、作物等新種の食糧の栽培を教えてくれる魔族を好む連中もいれば、やはり種族や今までの経緯にこだわりイナバーンを選ぶ人も多いだろう。


 住民投票を行うにしても、すんなり行うことが出来るか・・・


 魔族は以前このことを予想し、アイナ村に魔王領の保護国となることを進めてきたし、もし竜の領域の保護領になるにしても関係はこのままでいきたいと言ってくれた。


 竜族は以前ルオさんと俺でナンバー2のバッチに竜の領域の支配下に入るかもしれない旨を伝え、その場合の手回しを頼んだ。今更魔王の保護国となったら怒って今後協力してくれないかもしれないしアイナ村に攻め込む可能性もある。


 イナバーンは上記の通り今後アイナ村からの搾取をあの手この手でしてくるだろう。


 どうなるのか。

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