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カミュ、魔族に問う。

 竜と魔族が同盟を結ぶに際し、その会談の場をアイナ村にしたいと言って来た。

 竜は同意しているらしい。村民に許可を得る為ラオンという魔王軍では偉そうな魔族が

この村に何故この村で行うか説明にやってきた。


 村長は、

「事情はわかりました。ルオ、カミュさん、ククリコン、意見はあるか。最終的に村民に問う前

に3人の意見を聞きたい。」

と言った。


 ルオは

「私はこの村で会談を行うことは賛成です。」

と言った。


 ククリコンは、

「おいらは人間でもない、竜でもない。でも人間にも竜にもとても良くしてもらってるし名誉村民

にもしてもらっている。魔族と人間が仲良くするためにこの村を参考にしたいと言うなら、

是非魔王に来てみてもらいたいと思う。」

と言った


 カミュは

「その前にラオンに聞きたい。何故この村なのだ。旧セト領でもよいだろう。」

ルオさんが何も言わないということは彼は解っていることなのだろうが、念のために聞く。


 ラオンは

「竜の領域や魔族領で会談を行わないのは、お互いの住民に疑念を抱かせない為だ。旧セト領

で行わないのは旧セト領は現在わが領土であり竜に遠慮したのと、最悪の場合、決裂した場合

領民の人間を巻き込まない為だ。アイナ村にしたのは現在は竜と友好状態ではあるが、昔はわが

魔王と交渉した関係があることと、最悪の場合になったとしてもカミュ殿がいる。村民が巻き込まれる

前に我ら、この場合魔族と竜の事だが、から領民をまもってくれるだろうからだ。」

と言った。


 カミュは

「わかった。村長、俺は賛成です。」

と言った。


 村長は、

「みなさん、今ここにいる村民は全員賛成です。しかし、この村は民主制だから他の村民にも決議を図らないといけません。

よってしばらく返事はお待ちください。」

と言った。


 会談方法については、バッチとゲルググンという魔王の腹心で詰め村長に連絡するとのこと。

 魔族ラオンは村民から決議を取る時の説明人員として決議時に参加し会談時までこの村にいてもらうこととなった。


 魔族ラオンは人間といっても見分けがつかない姿に変身しているので、村にいる間はこの姿のままでいる事になり、会談までは竜の駐屯所作成の連中と宿に泊まることとなった。


 俺はラオンにククリコンの剣の修行の練習相手になってくれる様頼むと、ラオンは俺がラオンの練習相手なることを条件に快く了承してくれた。


 ククリコンは俺以外の他人と打ち合えることを喜んでいた。


 村長は明後日村民の決を採る様段取りする事をルオさんに言い、ルオさんは外に出ていった。


 ファフニールは最近この件の会議ばかりで疲れた、といいラオンに温泉に行くぞといって一緒に出て行った。ラオンの反応を見たが温泉知らないみたい。どのような反応をしめすか興味がわいた。


 ローランさんは、竜の駐屯所の施工をここ何日かサボったから、と言い、ククリコンを誘って工事監督のバッチさんの所に行った。


 バッチは私も風呂に入りたいといい、俺の家に連れていけと言った。午前中は風呂2棟のうち一棟は工事中で残り1棟しか営業していないからとのことだ。


 俺もまだ午前中だが今日は疲れたので、家に帰ってカ・チューを作ってから一休みしようと思ってバッチと家に帰った。


 家に帰る途中、バッチから、ルオさんは今回の件、どの程度まで読んでいたかと聞かれたので

「少なくとも竜と魔族が同盟するまでは完全に読んでいた。その同盟の会談をこの村で行うと言ってくることも今日の反応をみると多分読み切っていたと思う。」

と言うと、バッチは

「やっぱりね。本当にあの人は何者なの。」

はーっとため息をついて言った。


 家に帰り風呂に浸かろうとすると、

「私が先! 」

といってバッチが先に入った。


 おい、ここは俺の家なんだが・・・

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