表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

21/154

カミュ、披露する。

「これは温泉風呂ですか、カミュ殿。」

村長が言った。


「はいそうです。」

カミュはラムザさんを見ながら

「家の周りをサーチしていたら、かすかにこの場所に反応があったんです。反応が弱く何があるのかまでは解らなかったのですが、反応が深そうだったから、てっきり以前ラムザさんが言っていた、あ、ラムザさんはこの前うちの岩山の事を話した時に、深い位置にミスリルがある可能性があるって言っていたのですが・・・ミスリルかもと思い、ファイアボールで穴を掘ったんです。なかなか何も出ないから勘違いかと思ったのですが、お湯が噴出してきたので、皆に見てもらって意見を聞こうと思い、錬金術でこの前伐採した木で風呂を作り、出てきたお湯を風呂に引いて作ったのがこれです。急遽作ったので湧き出るお湯の処理までは作れずあふれていますが。」


更に続ける。

「皆さんにはこの温泉風呂に使ってもらい、日頃の疲れを癒しながら色々と意見を聞こうと思って。まずはここの小さな風呂からこの風呂桶でお湯をかぶってください。そのあとこの温泉に使ってください。そういえばローランさん、ローランさんは温泉につかったことがありますか、温泉に入ったことが無い人は私が見本を見せますのでまねして入ってください。」


カミュは服を脱ぎ、脱いだ服をカゴに入れ、小さな風呂からお湯を桶に汲み体にかけた後大きな風呂に入った。


ローラン、ククリコンその他温泉風呂に今まで入ったことのないものは、カミュのまねをして温泉につかった。


「どうです、みなさん」


カミュは聞いた。

皆が

「気持ちいい」と言ってくれた。


工事監督のボスガンさんは、

「この風呂、木と木を錬金でつないでいるので所々お湯が漏れてるよね。俺に事前に言ってくれればきっちりと水漏れしない風呂を作ったのに。しかし、錬金でこれだけのものを作るのは逆に流石カミュさんと言うべきなんだろうね。」


村長は

「お湯の温度はどうだったんです?温泉のお湯の源泉ははとても熱かったりぬるかったりと聞きますが。」

と言ったので、カミュは運のよいことに丁度良い温度だったことを告げた。


ルオさんは、

「温泉はこのイナバーン国南方のヤマタ国にあるとは聞きました。これ、観光名所になるのでは。」

と言った。


ハッサン先生は

「あとでお湯を寄越せ。効能を調べる。関節が痛い人や肌荒れに聞きそうだ」

といい、


鍛冶屋のラムザさんは

「ミスリルが出なかったのは残念だが、これはこれでいい。」

と言った。


宿屋のカシアスさんは

「この温泉を村まで引けないかな。そうすれば本当に観光の目玉になる。」

と言った。


他の皆も、

「本当に気持ちいい。カミュさんさえよければここまで入りに来るけど、できれば各家庭に引くか村中央まで引いて皆が手軽には入れる様にしてほしい。」

と言った。


村長は、

「皆が言うことは解った。しかし・・・もう村庫には金貨が少なく、村まで引く賃金がない。」

と言った。


皆は、そんなのお金はいらないからやると言っていたが、村長は村の為に働いてもらうのだからお金を支払うのが当然だと聞かなかった。


ローランさんが、

「では私が出しましょう。金貨300枚ではどうですか。私は竜でお金はため込んでますから」

と笑いながら言った。


村長は、

「皆のための工事費をローランさんだけに出してもらうわけにはいかない。」

といい、反対した。


そこでカミュは、

「では、お金を出してくれるローランさんの名前をつけて、この温泉をローラン温泉としたらどうですか。そうしたら、ローランさんは温泉の名前を自分の名前にするために金貨を出し、みんなはそれを使ってローランさんの温泉を作ったということになります。」

といい

「ローランさんもみんなもそれでいいですね。」

と言った。皆納得した。


工事監督のボスガンさんは、

「だったらなおさら、この風呂は俺たちが作った方がよかったな。この風呂はちょっと精度が足りないし、排水も出来てないし温泉水路もとりあえず、といった感じだし。カミュさんには悪いけど。」


ルオさんは

「ボスガンさん。だから敢えてカミュさんは温水水路も風呂もベストの位置に作らなかったんですよ、そうですよね、カミュさん。」

と言った。


カミュは苦笑いしながら、

「はい、そうです。」と言った。


ローランさんは、

「これ、われわれ竜用に消毒液を混ぜたら痒い病気の治療には利きませんか。ハッサン先生。」

と言った。そういえばローランさんはハッサン先生のところに顔を出してヒールの呪文で治療を手伝っているんだっけ。


「ローランさん。温泉を解析してではないとはっきりした事は言えないが、少なくとも予防という意味で多分効果はあると思う。本質的な治療になるかどうかはまだわからんが。」


「それはよかった。以前、消毒液を使った治療法をバッチ様がカミュさんより受けたと聞きましたが・・・あのバッチ様が確かに効果はあるが2度と受けたくないとおっしゃってたので。」


「カミュさん。あんたどんな治療をバッチさんにしたんだ。」

とハッサン先生が言ったので、

カミュは、バッチが大げさに言ってるだけだとごまかした。


ローランさんは

「これから益々この村は面白くなりますね。今までは夜になったら竜の領域に帰ってましたが、今後は帰ってられませんね。」


と言い、


「村長、ボスガンさん。私が済む土地と小屋を作ってくれませんか。」

と言った。すぐにその場でオッケーが出て、最初に村長がカミュにすすめた場所をローランさんが買い、ボスガンさんが家を建てる事となった。


その後皆で温泉を堪能しお開きとなった。

ククリコンは湯あたりして家までカミュに負ぶってもらった。


明日以降、このローラン温泉の開発案をまとめることになった。

続き読みたいなどと思われましたら広告下の

【☆☆☆☆☆】を【★★★★★】【★★★★☆】にして応援いただけると嬉しいです。


くだらない、もうちょっとがんばれなどと思われましたら広告下の

【☆☆☆☆☆】を【★☆☆☆☆】【★★☆☆☆】にしていただければ励みになります。


保留だなと思われましたら広告下の【☆☆☆☆☆】を【★★★☆☆】にして頂ければ頑張らねばと思います。


よろしくお願いします!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ