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カミュ、ケルググンと相談する。

 ルオさんが早朝稽古にやってきた。

 型を見るかぎり、かなり強かったと思われる。ククリコンと打ち合って一本取られていたが動きを見ると俊敏で、勘が取り戻せていないと言う感じだ。


 ケルググン殿もじっと見ている。

「ルオ殿、もし剣の腕を磨きたいのであれば私が教えるが。義手のリハビリと言う点でも剣の稽古はいいと思う。カミュ殿より私が教えた方がルオ殿の剣筋には合うと思う。」

といい、ルオさんは

「是非。」

と言った。


 その後、ケルググン殿に朝食を誘われた。その時

「私も剣の稽古以外に何かやろうと思うのだが、カミュ殿の研究、創作を手伝いたいと思うのだがよいだろうか。」

「是非お願いします。」

ということでお手伝いをお願いした。


 魔石で動く蒸気機関モドキの組み立てをし車を作った。

 竜のカムストックさん、その奥さんビュートルさんの移動式屋台の車を利用したものだ。

 2人乗りの軽トラック位の車を作った。


 ケルググン殿に

「この車も船も魔石を動力エネルギ-として使っているが、魔石はなかなか一般的に手に入るものではない。もっと一般的に手に入るものを使用する様にした方が良いのではないか。」

と言われたので、

「魔石は簡単に作れますよ。」

と言ったらとても驚いた顔をして

「どうやって? 」

と言って来た。

「以前お話した技術の保護制度の事があるのであまり言いたくは無いのですが(カミュ、魔族との実用新案?取り決めを聞く。)・・・とりあえず口外しませんよね。」

と言ったら

「とりあえずは言わない。」

と約束してくれたので話した。

「魔石とは何かということを考えた場合、まずどこから採れるか。地面の深いところが多いです。ここから考えられるのは魔石の上に土の重さがかかっているということです。」

 ケルググン殿は聞き耳を立てている。

「ですから、石を高温で溶かし、その周りに自分の体内の魔素を放出します。こんな感じに。」

といい、石の周りに魔素を放出する。

「そしてその周りをプロテクションで囲みます。」

といい、防御、すなわち俗にいうバリア呪文で石とその周りの魔素を囲む。

「そしてその後、そのプロテクションの囲みを小さくして石と魔素に圧力をかけます。」

プロテクションの魔法の有効範囲を小さくする。

「それでしばらく置くと魔石の出来上がり。」

といいその石をケルググン殿に渡す。

「本当だ、魔石になっている。」

「ただしこの方法だと、魔素が漏れるのであまり質の良いものは出来ません。やはり自然にできた魔石には敵いません。」

と言った。ケルググン殿は

「以前話した発明の保護については以下の内容で一月後から実施することになっている。」

ケルググン殿はその内容を書いた紙を俺に見せる、


**********実施内容(カミュ、魔族との実用新案?取り決めを聞く。より)*****

1.魔族、アイナ村にそれぞれ発明書庫を設ける。

2.発明、商品を所定の書式に記載し魔族、アイナ村の発明書庫に提出し半年保管。

3.この半年間は閲覧不可とする。

4.半年後、閲覧可能とする。この時点で発明として仮決定する。

5.この仮決定の技術、商品の独占権は、発明書庫提出後5年とする。

6.仮決定の技術、商品を作成希望する場合、作成希望者がこの仮決定判断を認める場合、発明者に対しお金を支払う。

7.上記6の金額は作成希望者と発明者で相談して決める。同意に至らない場合、作成を禁止し、禁止したにもかかわらず作成した場合は後述する処罰を与える。

8.この仮決定に対し、異議を申し立てるものは証拠を添えて異議書を魔族、アイナ村どちらかの発明書庫に提出する。発明書庫は異議書を受けた場合、その分野の長老若しくは知恵者を収集しその異議が正しいか否か判断する。

9.上記6.において異議を認める場合、仮決定は取り消し無効とする。

10.上記6.において異議が不採用な場合、仮決定は決定となる。


 なお、食料、医療の生命に係る行為、物品及び天災時の復興時はこの発明にはあたらず誰でも使用できるようにする。

*************************************************************************


ケルググン殿は

「カミュ殿はこの魔石の製作方法を提出するつもりか。魔石は先日医療行為にも使用したものであって、この内容を発明として認めるかどうかは判断が難しいのではないか。」

「医療の生命に係る行為は発明として認めないのであって、魔石は現状医療の生命に関わらない行為に使用しているので発明として認められる可能性はあると思うのですが。まあ、ダメ元で提出しようと思っています。」

「車についても提出するのか。」

「ええ、いくつかは。」

「カミュ殿は発明制度が始まったらスゴイ金持ちになりそうだ。」

と言われた。

「基本的には俺が考えた、という自己満足の為に発明として提出するつもりです。戦争に応用できるもの以外は使用料は安くしようと思ってます。」

と言った。


 午後からは午前中組み立てた車の再調整をケルググン殿と行い、家の周りをすこし運転してみた。

 村民、村に遊びに来ていた竜、駐屯している魔族が運転中見るために群がってきた。


 色々質問を受けたがノーコメントと言った。


 カムストックさんの屋台の車についても質問や注文を受けたが、他にやることがあるので、と断った。

 色々ブーイングを受けた。

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