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泡沫の恋の行方と花時計の思い  作者: @000ーooo


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39.その後の日常と年度末試験と商隊への同行

 学院祭が終わってまたいつもの日常が戻ってきました。ちなみに錬金クラブが学院祭で披露したガラスの整形方法は、そのあと話題になったそうです。


 それで、ガラス細工を作っている商会から引き合いがあったとのことです。とにかく今までになかった形の物が作れるというので、その商会でも貴族相手にガラス細工を生産してみるとのことです。


 上手くいって、量産されるようになると錬金クラブにもお金が入るそうです。ちなみに部長さんは商業ギルドで登録する時に錬金クラブと私の2人の合名で登録したらしいので私にもお金が入るそうです。


 錬金クラブではいいのですが、クラスでは相変わらずカルナ子爵令嬢たちからは無視されています。それに今回の錬金クラブのガラスの整形方法を思いついたのも私ということも知れ渡ったようで、「出る釘は打たれる」よけい癪に触っているようです。でも何かされたわけではないので我慢です。


 その後はまた、年度末試験になりました。今回は私は60番ジェフは55番でした。期末試験は私が65番ジェフが60番だったので、平均してたぶんBクラスは変わらないと思います。これで3年生になってもジェフと同じクラスです。なんか楽しくなってきました。


 年度末休暇は長いのでどうしようかなと思っていたら、ジェフから昨年と同様また商会の旅に護衛として同行しないかと言われました。


 商会の旅は昨年行きました。今年も同じとのことです。行くメンバーも同じということで2つ返事でOKしました。両親に話すと了解がもらえました。


 もうルンルン気分です。出発日の朝ジェフの商会の前に行きました。服は前回同様冒険者の装いです。ジェフの家の前に行くと、ジェフの商隊と護衛の冒険者がいました。


「ジェフ、今回も呼んでもらってありがとう」

「こちらは、アウレール、憶えているよね。そして、護衛の冒険者の「疾風の名馬」のリーダーのカール、前回同様、護衛の仕事についてはカールの指示に従って」


「久しぶり。アウレールさん、カールさんよろしくお願いします」

「ティナさんは、昨年も一緒だったけど、少し大きくなったようだね、それと綺麗になったね」

「綺麗ですか、そんな事言われたのは初めてなので」

「あれ、ジェフ坊ちゃんは、何も言わないのかい。こんな綺麗なお嬢さんを前にして」

「おい、アウレール、俺をからかうのはやめろ」

「はい、はい、わかりました。よろしくねティナさん」

「こちらこそ」


 2度目ともなると、和気あいあいと、挨拶が交わされました。


 その後は前回と同じ工程で旅が続きました。同じ工程で同じようなところをまわる。これが一番安全なのだそうです。初めての場所はどこに危険が潜んでいるか分からないが、同じ場所だと危険な場所を把握しているので、その場所だけ注意すればいいし対策も取りやすいのだそうです。


 そして前回盗賊の襲撃があった場所を今日通ります。前回うちの商隊を襲撃した盗賊はその後騎士団が駆けつけたのですが、その時には盗賊はいなくて結局捕まらなかったそうです。


 今回もその盗賊がいる可能性はあるが、最近はこの街道で盗賊に襲われた商隊はないそうなので、うまくすれば盗賊の襲撃はないかもしれないそうです。


 その問題の場所を今日通ります。前回同様早めに宿を出ました。そして、街道の両側の畑作地帯を過ぎました。そして、問題の森に入っていきました。さあ、ここからが要注意です。


 森に入って、ティナは前回盗賊を見つけた街道の左側を注視した。そして、

「前回、街道の左側の奥の方に盗賊がいたので、今回も魔法を放ってもいいですか」

「おお、好きにやってくれ」

カールさんの了解が得られたので、森の奥に向けて

「森の奥の盗賊の足を貫け、炎の矢20本」

と唱えた。すると炎の矢が20本森の奥に飛んでいった。


 そして、森の奥に矢が届くと

「うわー」

森の奥から人の叫ぶ声が聞こえた。今回もいたようです。前回はここで盗賊が出てきたのですが今回は出てきません。


 不思議に思って、再度

「森の奥の盗賊の足を貫け、炎の矢20本」

と唱えると、森も奥から

「助けてくれ、殺さないでくれ」

と言う声が聞こえてきました。


 どうもティナの魔法が前回の倍だったので、盗賊全員が動けなくなったようです。しかし、これはわざと動けないふりをしている可能性もあるので、どうするのかなと思っていると、カールさんは、

「あの盗賊は無視して先を行く」

と言ったので、そのまま街道を進みました。


 するとまた街道に太い木が倒してありました。これも前回同様ティナが魔法で排除した。今回も盗賊は追ってきませんでした。そして商隊の一行は森を抜けた。


 その後、最初の集落で、カールさんが 

「我々は商会の者、森で盗賊に襲われた。騎士団に連絡をしてほしい」

と村の長に頼みました。


 その後はさしたる問題もなく、商隊は王都に戻った。なおティナは、またガラスの材料を大量に買ってマジックバッグに入れた。なお、今回は盗賊は捕まったそうである。

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