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泡沫の恋の行方と花時計の思い  作者: @000ーooo


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29.ガラスのアクセサリー

 それからジェフの商隊はあと3つほど町や村を巡って王都に帰った。まだ期末休暇は十分残っている。ティナはまた父親の手伝いで工房に籠った。


 工房で剣を打つ傍ら、ジュフの商隊の護衛の旅で買ったガラスを試してみることにした。工房の炉を使うと父親に怒られそうだったので、新しい炉を工房の隅に作った。


 底にレンガを敷き並べ、側壁にもレンガを積み上げて作った。これに石炭を入れて燃やす場合は風を送る装置をつけなければならないが、もうティナの魔力だけで加熱することにしていたので、空気を送る装置は付けなかった。そのためすぐにできた。


 できた新しい炉に買ってきたガラスの材料を入れて、火魔法で加熱していった。そして鉄を作る時より低い温度でガラスが出来た。混ぜる材料によってもこの温度は違うようでした。


 できたガラスを、ブローチの大きさぐらいの小さな塊に切って、再度加熱してみた。すると今度は小さな厚さ6mmぐらいの丸い塊になった。さらに買ってきた材料の組み合わせによって、色も付けられるようでした。


 できたガラスの塊を父や母に見せると「きれい」と言って褒めてくれました。気をよくしてこのガラスに小さな穴を空けてひもを通してアクセサリーにしました。アクセサリーは2つ作りました。


 そして次の日、ジェフの家に行って。アクセサリーを渡そうとしたのですが、生憎ジェフは出かけていたので、家の人にことづてして帰って来ました。


 次の日ジェフがティナの家に来たので

「この間の旅でガラスの材料を買ったの、それでアクセサリーを作ってみたの、2つ作ったの。私とジェフでおそろい。1つはジェフが持っていてほしい」

「綺麗なガラス細工だね。これをティナが作ったんだ。すごいね。ありがとう」

そう言ってジェフはアクセサリーを受け取ってくれた。


「相変わらず、商人の修業?」

「そう、いつもは学院に行っていてできないから、今回の期末休暇は集中してするんだって、毎日大変」

「そう、商人の修業も大変ね。がんばってね」

「うん。頑張る。ティナは相変わらず鍛冶の仕事?」

「そう、鍛冶の仕事。相変わらず剣を打っている」

「そうなんだ、ティナの作る剣はもう一流だものね」

「そんなことはない。まだまだ半人前。毎日お父さんの打つ剣を見ながら修行している」


 久しぶりにジェフと話が出来たので、ティナはその日はご機嫌でした。


 それからしばらくして、疾風の名馬がやって来た。

「嬢ちゃん、久しぶり。元気にしていたか」

「商隊の護衛の際にはお世話になりました。私、盗賊と対峙した経験なんてなくて、どうしてかわからなかったので、いい経験になりました」

「そうだな、俺たちは護衛、商隊の安全が第一だ。盗賊を退治することじゃない。だから俺たちは逃げた。それでよかったと思っている。盗賊を退治するのは騎士団の仕事だ」

「はい、もし盗賊が現れたら、適当に魔法を放って、相手がひるんだすきに逃げる。とにかくこちらに被害がないようにするということですね」

「そうだ、商人と荷物が無事なら、また護衛の依頼が来る。商人が怪我したり死んだりしたら、もう依頼は来なくなる。俺たちはそれが一番痛い」

「勉強になりました」


「それで、俺たちも嬢ちゃんの打つ剣を買いと思ってきたんだが、打ってくれるか」

「はい、喜んで、それでどのような剣がお望みですか」


 その後、疾風の名馬のメンバーから剣の要望を聞いて、その人にあった剣の仕様が決まった。剣自体は明日中には打てるが、それから鞘と持ち手を工房に依頼するので、受け渡しは1週間後にしてもらった。


 1週間後に剣を6本納品して金貨12枚を受け取った。

「この剣ならもっといい値が付く」

と言われたが、私の打つ剣なのでということで、これまでと同じ1本金貨2枚にしてもらった。

 ここで書いたガラスの作り方やガラスフュージングはネットで調べた知識で書きました。素人なので間違っているかもしれません。

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