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泡沫の恋の行方と花時計の思い  作者: @000ーooo


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24.剣の注文とお茶会

 魔獣討伐実習で、武器の携行が奨励されたことから、ティナの工房にもクラスの生徒から剣の注文が入るようになった。Cクラスの平民から4本、貴族女子から5本の注文をもらった。さらに錬金クラブの部員からも10本の注文をもらった。


 さらにアルベール様からは追加で50本の剣の注文を受けた。これは以前お渡しした剣を領地の騎士団の人に見せたら「いい剣だ」というので、騎士団に配備することになったとのことでした。前回はドレス代と相殺、つまり金貨4枚ということでしたが、今回は学院の他の生徒と同じ金貨2枚にしてもらった。


 ティナは休日は工房に籠って剣を打ち続けた。そして1か月ぐらいで69本の剣を打ち終え、鞘と持ち手をいつもの工房に依頼して剣に仕上げてもらった。そして依頼してきた生徒に渡してお金をもらった。これで、ティナの錬金工房の名は学園中に知れ渡った。その後は他のクラスの生徒からもちょくちょく剣の依頼が来るようになった。


 ティナが剣の製作に明け暮れるころ、他の学院生は男子は冒険者登録して魔獣狩りをしたり、女子はお茶会やパーティーに精を出したりしていた。銘銘がそれぞれの生活を送って、その年はくれていった。


 年が明け新年になった。ティナは初めてお茶会に誘われた。誘ってきたのは錬金クラブの1年のDクラスの男爵家の令嬢で名前はカルラ様。


 お茶会なんて初めてなのでカルラ様に聞いた。すると、

「お茶会は、そんなに身構えなくてもいい。気の合ったお友達が気楽にお話しする場なの。お茶やお菓子を食べながら気楽なお話をするの。服装は自由だけど、相手の位が高くなると正装していく必要がある。普通はドレスを着て行くの。簡単なお土産、例えば王都で人気のお菓子などを持って行ってもいいし、ティナさんは錬金術師だから簡単な物を作っていってもいいの」


 ティナは王都で人気のお菓子など知らなかったので、簡単なアクセサリーを作って持っていくことにした。


 最初は鉄でアクセサリーかブローチを作ろうと思ったが、鉄だけだと少し物足らない感じがしたので中に水晶をはめ込んでみた。すると、少し感じがよくなった。


 そこで鉄でネコの形を作って、その眼のところに水晶の結晶をはめ込んでみた。そして、後ろに留め金をつけてブローチの出来上がり。


 でも少し物足らない、そこで、猫の形の鉄を少し丸みを持たせて立体的に作ってみた。すると板状の猫よりかわいらしくなった。その後目の部分の水晶も少し大きくしてみた。再度後ろに留め金をつけてブローチの出来上がり。これを10個作った。


 当日は、以前新入生歓迎パーティーで作ったドレスを着て、辻馬車で男爵家の近くまで行って後は歩いて行った。玄関で要件を告げると庭に案内された。行くと錬金クラブの1年生の女子が全員そろっていた。


「皆さん今日はお集まりいただいてありがとうございます。前々から一度錬金クラブの1年生の女子6人全員でお茶会をしようと思っていたのですが、なかなか時間が取れなくて開催が遅くなりました。今日は皆さんと自由な意見交換をしたいと思います」

開催者の男爵令嬢の開催の挨拶が行われた。


 その後はとりとめのない話が続いた。正直言って貴族が行くような王都のお店の話になると全く分からない。笑顔でただ聞いているだけです。そのうち皆がもってきた物を披露し始めたので、ティナも作ってきたブローチを出した。

「これ、私が作った物なので、よろしかったら受けとって下さい」

「素敵なブローチね、これティナさんが作ったの」

「はい、ほんとはガラスで何か作りたかったのですが、ガラスがなかったので」


「ティナさんて器用ね。それからティナさん平民よね、よく学院の試験に受かったわね。どんな勉強をしたの」

「ジェフが家庭教師の先生について勉強するので一緒に勉強しないかと誘われたので一緒に勉強しました。私の場合は座学はあまりできなくて、家庭教師の先生が山をかけくれて、その山をかけた問題をすべて丸暗記しました。合格できたのは家庭教師の先生のおかげです」


「その家庭教師の人はなんていうの」

「アデーレさん、男爵家の三女と言っていました」

「そうなの、相当優秀な人なのね」

「はい、とてもいい人です」


「それからティナさんはジェフといつも一緒にいるけどジェフのこと好きなの」

「幼馴染だし、大好きです。分からないことがあったり困ったりしたときはいつもジェフに頼っています」

「でも、ジェフは女子に人気があるみたいよ。気を付けないとジェフを取られちゃうかもしれないわよ」

「そんなー。ジェフが取られるのはいや」

「ティナさんはジェフのことがほんとに好きなんだ」

「はい」

「応援してあげるからね」

「ありがとうございます」


 それからもコイバナの話は続いた。なんか女子全員のプライベートがあらわになっていくようでした。


 帰りは馬車で来ている子に家まで送ってもらった。そうしてティナの初めてのお茶会は終了した。

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