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泡沫の恋の行方と花時計の思い  作者: @000ーooo


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10.冒険者たちの剣の使い方

 次の日ティナは銀嶺の森に連れられて、王都近郊の森に来ていた。ここにはゴブリンやオークが出るそうである。森の深いところまで歩いて行くと、向こうからゴブリンが3匹出てきた。


「まず、俺たちが魔獣を狩るところから見せてあげる」


 そう言うと1人が駆けていった。そして、剣を構えるとそのまま、1匹のゴブリンに切りかかった、剣はゴブリンの体に食い込んだ。そして、冒険者がその剣を振りぬくと、そのゴブリンは倒れた。


 そして、振りぬいた剣をそのまま、隣のゴブリンにあびせた。こうして2匹のゴブリンを一瞬で倒した。


 見るともう1匹のゴブリンは仲間の冒険者が魔法で倒していた。


「すごい。これが冒険者の戦い方」

思わず叫んでしまった。


「どうだ、俺たちの戦い方は。すごいだろ。でもこの剣もすごいと思うぜ、この剣ゴブリンぐらいではびくともしない。魔獣の体に当たった時に折れたりしたら、こんな戦い方は出来ない。それによく切れる」


「ありがとうございます。剣を褒めてもらうと嬉しいです」


 それから、もう少し深くへ行くと今度はオークが3匹出てきた。すると冒険者の1人が

「嬢ちゃんの戦い方も見たいから、あのオークに魔法を当ててみて、体は脂肪が厚いから狙うなら頭だ」

「わかった」


 ティナはめにでると、手のひらをオークに向け

「着火」

と唱えた。


 すると、手のひらから火の槍が飛んで行って。オークの頭を貫いた。


 すると、残った2匹のオークはティナの姿を認識し、向かってきた。本当だったら恐怖が先に立つのになぜか冷静だった。オークの動きがスローモーションのように遅く感じられる。


 ティナは両方の手を向かってくる2匹のオークに向けると

「着火」

と唱えた。


 すると両方の手のひらから火の槍が飛んで行って、2匹のオークの頭を貫いた。


 こうしてティナのオーク狩りは終了した。ほんの数秒の出来事であった。


「それにしてもすごいな、嬢ちゃんの火魔法は、オーク3匹がものの数秒だものな。嬢ちゃんは将来一流の冒険者になれるぜ」


 今日の狩りはここまでとなった。ゴブリンは討伐証明の耳を切り取って終わりであったが、オークは持って帰ると高く売れるそうである。それで倒したオークを荷車に乗せてギルドまで持って帰るそうである。


 オーク3匹は重くて運搬してギルドまで帰ってきたら夕方になった。オークは3匹で金貨6枚とのことであった。人数割りすると約金貨1枚だけど、ティナが1人で倒したということで金貨2枚もらった。


 次の日もまた、魔獣狩りに連れて行ってもらった。今度はオークを冒険者たちだけで倒す所を見せてもらった。


 まず、オークが3匹だと、左、中、右と担当を決めてまずオークに魔法攻撃、ただ、冒険者の使う魔法はティナほど強力ではないみたいで、魔法攻撃だけでは倒せない。


 その後残りの冒険者がオークに切りかかる。後は混戦模様である。オークの体は厚い、剣で切りかかったぐらいでは、オークは倒せないようである。何度も何度も傷をつけたやっとのようである。


「これで分かったか、嬢ちゃんの魔法はすごいということが」

「はい、でも私は鍛冶師なので刀で倒してもらわないと」

「そうだな、嬢ちゃんは鍛冶師だったな。冒険者は片手間か」

「はい」


 これには銀嶺の森の冒険者たちは飽きれた。


 その後はまた荷車でオークをギルドまで運んだ。何もしていないにもかかわらず報酬として銀貨5枚もらえた。

「私何もしていないのにもらっていいんですか」

「でも、嬢ちゃんがいるというだけで、俺たちは周りを警戒しなくてよい。若し、オークと戦っているときに狼でも出てきたら俺たちが狼にやられる」

「わかりました、ありがたく頂戴します」


 そう言って、報酬を受け取った。冒険者と一緒に魔獣狩りをして分かったことは魔獣を狩るとレベルが上がるようで、レベルが上がると体が軽くなったように思った。


 多分今のティナは以前のティナより魔法の威力が増していると思った。


 それと、剣はやはり丈夫でよく切れること、それに扱いやすいように適当な重さであることが必要だと思った。


 剣が軽ければ扱うスピードは早くなるが剣に力が乗らない。するとオークなど体の厚い魔獣はそこで剣が止まってしまって魔獣の体を切り裂けない。だから適当な重さも必要だと思った。ハンマーと同じである。ティナはそう思った。


 それから何日かティナの魔獣狩りは続いた。そして、剣に必要な要素を身をもって把握したのであった。また、魔獣狩りでティナのレベルも上がり魔法にも威力が増した。

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