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孤児院の2人と新たな依頼

翌朝

俺は朝食を早めに食べると孤児院に来ていた。

もちろんクロロも一緒に来ている。

孤児院の前でテトくんとミハちゃんが何か作業をしていた。

「テトくん、ミハちゃん、おはようございます」

「あっ!お姉ちゃん!」

「カエデ姉ちゃん!」

俺に気づいた二人は猫耳をピコピコ、尻尾をフリフリさせながら走ってきた。

「帰ってきてたんだ!」

「お、おかえり…」

ミハちゃんは抱きついてきたがテトくんは恥ずかしいのかもじもじしながら喜んでいるようだ。

テトくんの頭を撫でてあげる。

「ええ、昨日戻って来たんですよ…そうだ二人に紹介しないと、私の友達のクロロです」

「クルル」

紹介と共に側にくるクロロ。

「わっ、走竜!」

「黒い走竜だ!かっこいい!」

ミハちゃんは少しおっかなびっくりにテトくんは喜び勇んでクロロを見ている。

「2人は何かしていましたが、何かの作業中でしたか?」

「「そうだった」」と2人そろって一度孤児院に入り、しばらくして戻ってきた。

「これを干してたのが出来たからまとめてたの!」

2人が差し出してきたのは

頼んでいた乾燥させた薬草の数々だった。

「こんなにも?なら確認させてもらいますね」

乾燥した薬草を確認する。

どれもが丁寧に干されているようだ。

束ね方は少し雑だけど、それは始めたばかりだから仕方ない。

でも3本違うのが混ざっていたので教えておく。

「うん、干し方はとてもいいですね。けど3本違うのが入ってました」

「えっ!?」

「あんなに確認したのに!」

2人の前に乾燥したクロネ草と間違いの草を出す

「ほら、よく見てください。違いが分かりますか?」

「「う〜〜ん…………あっ!茎に少し黒いしましまがある!」」

2人同時に気づいたようだ。

「正解、これはクロネモドキといってクロネ草の群生地に紛れ込む性質のある草です。毒は微弱ですがありますので注意してくださいね?」

「「は、は〜い、ごめんなさい」」

猫耳がぺたんとして反省している姿は可愛いな。

「これも私には使い道があるので買い取りますが、買い取り額は……」

一束10本で鉄貨5枚、それが6束。

それに加えて干して貰った手間賃つけて…

「はい、銀貨5枚です。」

「「あっ!ありがとうございます!」」

銀貨を受け取り喜ぶ2人。

ん~…もう少し稼がせてあげたいな。

「2人は城壁の外の川行ったことありますか?」

「うん、あるよ」

「あそこで身体あらうもん」

なるほど行ったことがあるなら…

「[あわあわ藻]知ってますか?青い藻なのですが」

シャンプーなどの材料になるので欲しい材料の1つである。

「ん~見たことあるかも、踏むと泡でるやつだよね?」

「それです。その[あわあわ藻]を乾燥させて、この籠いっぱいに入れてくれたら金貨1枚で買い取りましょう」

小さめな籠をこっそりとアイテムボックスから出して見せる。

2人の反応は…

「「やる!!」」

2人はやる気に満ちている。

シャンプーは人気商品だから金貨1枚でも十分に元は取れる。

テトくんに籠を渡す

そうだ少しゲーム性を持たせてみるか…

「それとは違い、いくつか採取依頼も出しましょう、こちらは集めても集めなくてもいい物です」

川で取れる材料と特徴をいくつかメモする。

「ですが、集めて乾燥させたら報酬が上がります」

ミハちゃんにメモを渡す。

「やる!私やるよ!お姉ちゃん!」

「オレも挑戦する!」

2人共やる気だ。

ゲーム性を持たせた方が楽しく学べそうだしな。

「でも無理しては駄目ですよ?魔物にも気おつけてくださいね」

「うん!大丈夫!いつも気おつけてるもん!」

それはそうか、この子達はずっとこの世界で生きているんだから

俺なんかよりも警戒心は高いよな。


孤児院の2人に新たな依頼をした朝でした。


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