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買い取りとお預け

「宝石や金塊の半分は三人娘さんに残して後は売ってみるか…いい値段になるかな?」

「クルル?」

買取店に向けて大通りを歩く、俺の後をついてきてくれるクロロ。

別に騎獣を連れて歩いても問題はないらしい

目指すは貴族区を抜かせば一番の高級店。

「ここか…確かに大きいな」

高級店はレンガ造りの3階建て、ガラス窓は少し曇っているがこの世界では高級品、所々に高級感が見て取れる。

高級店[ミナルザ]と言うらしい

[ミナルザ]とは何かとスキル検索してみたら、綺麗な翼の鳥らしい、羽根は薬の材料になるそうだ。

「ここで少しまっててね」

「クル」

高級店だけあって騎獣を待機させる騎獣場もあった。


カラン カラン


よく磨かれた木製の扉のベルが鳴る。

店内は広い、商品数は少なく一点一点間隔を置いてゆっくりと見ることができるようにしてあるようだ。

置いてある商品もいかにも高級そうな革のバックや宝石をふんだんに取り付けた剣などが置かれている。

「いらっしゃいませ、お客様。今日はどういった御用ですか?」

燕尾服っぽい服を着た店員が訪ねてきた。

「こちらで宝石や金塊を買い取ってくれると聞いたのですが、できますか?」

「もちろんいたしております。あちらのカウンターへどうぞ」

店内の中央にある黒塗りカウンターに案内された。

「いらっしゃいませ、ミナルザへようこそ。今日は

買い取り希望ですか?」

金髪セミショートの美女が対応してくれた。

でも髪のツヤはいまいちと感じてしまう、この人がシャンプーを使ったらさらさらだろうな。

「はい、この宝石と金塊なのですが…」

「こちらにお出しください」

金髪受付さんは黒いトレイをカウンターに置く。

俺はその上に革袋から宝石と金塊を出した。

「! この宝石は大きいですね…カットは古いものですが、近年では見ない大きさです」

そうなのか、まったく宝石には興味がないので大きさはわからない。

金髪受付さんは青や緑の宝石を一通り見る。

「こちらの金塊は小さめですが、純度は高そうですね」

何か金属板の上に金塊を乗せている。

純度を計っているのだろうか?

「 純度80%…やはり高いですね」

やっぱり計っていたようだ。

しかし、純度80%で高いのか…日本の純金持ってきたらどうなるんだ?

「宝石の鑑定をしてきますので少々お待ちください」

金髪受付さんは奥の部屋へと入っていった。

待ってる間に商品を見ておくか

まずはすぐ隣に置かれている鎧から見るか

「[魔法銀の鎧]か、値段……金貨100枚……何だその値段」

高い……全身甲冑で格好いいけど、値段が格好悪いな。

「しかもこれ…魔法銀の配合率が40%って、あとは銀とミケ鋼って」

スキルで見たらそんな結果がでた。

見た目はいいけど、防具としては…飾るのにはいい鎧だ。

次は隣の首飾りを見てみる。

「[障壁の首飾り]…お値段、金貨200枚なり……」

高っ!確かに宝石がたくさん付いた金の首飾りだけど、ここまでいくのか?

スキルを使い見てみると…

「魔導具…障壁が装着者の身を守る。腹痛の呪いあり……」

呪われてるよこの首飾り…

誰が付けたんだ?

この首飾りは新品だから…製作者かもしれないな。

腹痛の呪いって小さめな呪いだから、嫌がらせかストレス発散の為とかかも…

「見なかった事にしよう……」

どうせ買う人は貴族とかなのだから、関係ない。

「お待たせいたしました。鑑定終わりました」

金髪受付さんに呼ばれたのでカウンターに戻る。

「とても素晴らしい宝石や金塊でした。すべて買い取りで金貨200枚となります」

金貨200枚!日本円で200万である。

ここから粘ればもう少し上がるだろうけれど…

「それでお願いします」

「ありがとうございます」


カラン カラン


「おまたせクロロ!行こうか!」

「クルル!」

だいぶ資金に余裕ができた。

これならもっと冒険者ギルドに採取依頼を出せるな。

「次は商人ギルドに行こ」

「クル」

中央広間にある大きい木造2階建て、金貨の詰まった革袋がマークの木の看板が目印の商人ギルドにきた。

商人ギルドだけあって騎獣場はあった。

ここでは姿をモミジにチェンジしておく

「どう?驚いた?クロロ」

「クル?」

どうやらクロロは俺が男になっても驚かないようだ。

走竜は人とは違う何かで判断しているのかもしれないな。

「また行ってくる、クロロ」

「クル」

商人ギルドに入る

中は広く、特に目立つのは長いカウンターである。

そこに受付嬢がずらりと並び、お客に対応していた。

2つほど空いているようなので、青髪ぱっつんセミショートの受付嬢の所へ行く。

「よ、ようこそ、商人ギルドへ。どういった御用ですか?」

言葉が少したどたどしいな、新人さんかな?

「受取人が来るので、荷物を預かって欲しいんですけど」

「は、はい、分かりました。では割符をご提出ください」

俺は荷物と三人娘から貰った割符を提出する。

「[白い羽]様の割符ですね。確かにお預かりいたしました」

これで三人娘が受け取れば依頼は終了だな。


「クロロ、お待たせ。行こうか」

「クルル」

今日はもう宿屋に帰ろう。

歩きながらカエデの姿になる。

バレないように注意しているので問題はない

帰ったら新商品の開発しないと

あとはグル廃坑の件もあるから用心の為の品も作っておこうかな。



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