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遺跡探索

「ん~~…よく寝た」


日が昇り始めるのと同時に目覚めた。

商社マンだった頃はコンクリートの床でも平気で眠れたので、腐葉土の地面なんて柔らかいものだ。

「クルル…」

「おっと…おはよう。今日もよろしくね」

朝の挨拶に顔を擦り寄せてくる走竜を撫でる。

朝食はメスの鮭っぽい魚を焼いて食べてみる事にした。

金色のイクラがたっぷりと出てくる。

「これは後でゆっくりと食べるか……でも醤油がないんだよな」

醤油がほしい…この世界には無いのだろうか?

魚が焼けたので走竜と一緒に食べてみると…

「…脂身が少ないな。身はオスの方が美味しい」

「クル…」

という批評になった。


「では目指すは奇岩地帯の遺跡」

「クルッ!」

俺を乗せた走竜が走り出す。

朝の林の空気はなかなかに清々しい、魔物の気配も無いので順調に進む。

林を抜けると少し遠くに変な形をした岩がたくさん立っているのが見えてきた。

「あそこが奇岩地帯だ…行こう」

周りの景色が奇岩だらけになってくる。

「なんだっけか?…凝灰岩て言ったっけ?」

火山灰とかがかたまってできた岩とかテレビで見たような気がする。

それが風とか雨で削れて奇岩ができたのだろう。

三人娘に聞いた場所に向かい奇岩地帯を進む。

「残念…奇岩は素材にはならないか」

スキルに検索をかけたが反応無し

植物もあまり生えておらず、生えていてもすでに採取している物ばかりだ。

そんな感じでしばらく進むと…

「本当に穴が空いてるな…」

円状に小さく開けた場所の真中に穴が1つ空いている。

その穴に近づき除いてみると…

「暗くて見えないけど、たぶんこの中に遺跡があるんだろうな」

このまま降りてもたぶん平気な気はするけれど、用心としてロープを奇岩に縛りつけて降りる事にした。

「商社マン時代ならロープで降りるなんて事はできなかったな絶対」

降りようものなら転落である。

暗い穴の底に降り立ち、魔導式ランプをつける。

「確かに何か遺跡っぽいな…」

壁が石造りの人工的な作りをしており、古びて壊れた武器なども散乱している。

まさにゲームの中の遺跡を思わせた。

「奥に行くか…」

特に怪しい気配は感じない、魔物はいないようなので前進開始。

穴の奥にある通路は人4人が横並びに歩けるくらいの幅広さがあるが、所々に天井から落ちたであろう瓦礫が散乱している。

「現実なんだけど、ゲームと感じてしまうなぁ…」

ゲーム好きとしてはどうしても考えてしまう…

遺跡の壁には色々な模様が刻まれている。

内部の構造は一直線のようで、長く通路が伸びており左右に小部屋があるようだ。

試しに小部屋に入ってみる…

「石の棺桶?…この遺跡は墓地なのかな?」

石棺のような物が数多く部屋の中の棚に置かれている。

「ゲームなら覗くのだろうけど、リアルじゃ中を覗く気にはなれないな…」

そんな度胸は俺にはない…

なので元の通路に戻り進む事にする。

「階段か…」

通路の奥に一つの下り階段。

三人娘が言うにはこの遺跡は地下三階まであるらしいので、階段を降りていくことにする。

「暗いな…魔導ライトも使うか」

魔導式ライトが通路の先を照らし出す。


地下1階も一階と同じ構造な一直線の通路。

だが所々に魔物の死骸が横たわっている。

きっと三人娘が倒したのだろう

「ここも石棺しかないな…やっぱり墓地なのだろうか?」

小部屋の中を覗くとやはり石棺しかない

なので次の階へと降りる事にした。


地下2階も同じ構造だ。

少し大きめな魔物の死骸があるだけで同じなので直進。


地下3階。

三人娘が言うには最後の階層。

一直線の通路の先に大きな扉が開いている。

「ここがカードキーで開けた扉か」

扉を抜けると大きな広間、中央辺りに砕けたゴーレムが倒れていた。

「ここが最奥か」

三人娘が言っていた最奥、この部屋に魔導キーを差し込む場所はあるのだろうか?

「ぱっと見は分からないな…」

広間は四角形、壁に模様はなくまっさらだ。

奥には小さい部屋と空いた宝箱が見える。

魔導ライトを当てて確認するが差し込むような場所は見当たらない。

「…………もし、性格の悪いヤツならどうするか」

三人娘が言っていた事を思い出し辺りを見回すと…

倒れたゴーレムが目に入る。

「まさか…見てみるか」

バラバラになったゴーレムを調べてみる。

「……あった。多分コレだ」

ゴーレムの体の中央だった場所に魔導キーが差し込めそうな溝があった。

「三人娘の言う通り性格悪いなコレは…」

早速と魔導キーを差し込んでみると…

ゴーレムが淡く緑色に光りだす

それと同時に広間の右の壁が上がっていく…

しばらくすると光は消え、壁も上がりきった。

「下へ続く階段か…降りてみるか」

上がりきった壁の先は下り階段になっており降りて見ることにした。

降りて数分…

「小さいドアが1つか」

広い階段だったわりに降りきった所には小さい木製のドアが付いた壁。

ノブを回してみると…

「鍵は掛かってない?開くぞ」

ドアを開け中に入ってみる。


「これは……!」







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