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すっかり遅くなりました!更新です。
溶岩の川から若干離れた場所に降りた僕たち、火山は完全に溶けてつぶれてしまっていた。
「ウルイ、早くアリーを起こしてここから離れるぞ。火の手が来たら逃げられねぇ」
「離れるって言っても・・・・・・ここ、火山と森の孤島だよ?」
「・・・・・・」
そう、僕らがいるのは島。海に囲まれた森と火山がある島。
そこに緑龍様の転移で来たわけだけど、今起こして緑龍様が正気かどうか自信ないんだよね。
正気じゃない場合は溶岩と炎の他に緑龍様への対処も必要になるわけだよ。
しかもこんな近くでドンパチやらかしたら今はまだおとなしい?赤龍様も現れる可能性がある。
そうしたらもう、ねぇ?って感じだ。
「かといって起こさないわけにもいかないだろ?ハッキリ言って、俺たちにアリーを運ぶなんて無理だ」
「うんまあ龍だしね。僕ら二人をのせてなお余裕ある大きさだしね」
重さについては・・・・・・まあご想像にお任せしよう。
「ちなみに人間が通常運べる重さは自分の体重の2倍位までと言われている。火事場の馬鹿力=リミッターが外れた場合は5倍くらいまでだったか?それ以上は骨が耐え切れないとかなんとか」
「へぇ、僕らは何倍かな?」
「いや、俺に聞くなよ」
どうでもいい会話だよね、現実逃避です。
だって起こすの怖いんだもん!
会話しつつも目でお前起こせよ、いやお前がなんて言いあってますけど何か?!
「よろしい、ならば」
「「同時に起こそう」」
結局そこに行き着くんだよね、まずはまだ魔力に余力のあるイツキが緑龍様の体をつたで拘束、まあ緑龍様相手じゃ何の拘束力もないけど一瞬でも身動き防げたら何とかなるでしょというかしようという感じ。
さらに僕がなけなしの魔力を使って風を操り声を届けることに。え?距離開けてるよ?当たり前でしょ?君たち寝ぼけたり暴れたりする可能性の高い巨獣を直接起こせるの?ちょっとこっちに転がってきたらプチってつぶされるんだけど?
「・・・・・・僕はいったい誰に向かって話しているんだろうか?」
「あー、なんか時々あるよな。こう、何かに向かって必死に説明したくなるというかなんというか」
遠い目をしつつ準備完了。早速起こします。
「緑龍様おk「誰か助けてえええぇぇぇぇぇ」」
耳がキーンってなった!キーンってなってるよ!?
「拡声が仇になったな、耳がいてぇ」
イツキも耳を抑えている。そして緑龍様はー?
『~~~』
あ、耳を抑えてプルプルしてる。
まあ離れてた僕らでもキーンってなってるし、拡声の中心にいた緑龍様にとっては音波攻撃に等しいか。
『ぅう、いったい何が?』
正気に戻ってる!
「緑龍様!」
「アリー、よかった。気が付いたんだな」
『ええ。そう、そうだわ。黄龍が』
緑龍様はとても悲しそうな顔をしてうつむいた。
「俺には何が起きたのかよく分かんねぇが・・・・・・ウルイの話し方やアリーの雰囲気から考えて黄龍――アリーの家族になんかあったんだよな?落ち込んだり動揺して当たり前だよな」
イツキは緑龍様を慰めようと近づいていく。しかし言わせてもらおう、神龍様方は落ち込むような性格じゃない!
『ふふっ、ぅふふふふふ』
次に顔をあげた緑龍様はとぉってもいい笑顔だった。背筋が凍るね!
『ニンゲンドモユルスマジ』
「性格変わってる!?」
「いえ、あれが素です」
「マジで!?」
うんうん、落ち込むくらいなら報復考えるよね?でもそれはいけません。
「ということでもういっちょ『反省の一撃を(サラマンダー)』」
『ぐふっ!?・・・・・・容赦のない一撃とはさすがね、ウルイちゃん』
「犯人に報復するならともかくニンゲン全体を範囲にしちゃだめでしょ?僕だって我慢してるのに!」
「え、そこ!?」
『そうだったわね、きちんと犯人のみを対象にするわ。犯人のみをね』
「そろそろ事情説明をしてくれないか?」
『あら?イツキはまだ知らないの?黄龍が殺されたのよ?』
「・・・・・・はい?」
正確には現身を滅ぼされた挙句何かに閉じ込められているみたいなんだよね。なんで僕が知っているかって?シルフに教えてもらいました。
「いったいだr「あたし助けてって言ったよね?言ったよね?なんで無視するかなぁ!?」あっ」
あっ。
忘れられていた彼女です。




