表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
PR
14/26

14

 赤龍さまの置き土産でイツキが汗をかかなくなった。なんか涼しいと言っているので僕が使っている温度調節魔法と同じものを付与してくれたのかな?僕はレベルが足りなくて付与できなかったからありがたい。


 お膳立てされたのでペースを上げて火口付近へ急ぐ。相変わらずイツキはへばっているが根性で付いてきた。体力付いてきたね。


 (イツキ的に)やっとの思いで火口付近につくとそこにいたのはニンゲンの少女でした。


「…………火宮?」

「!?あ、せんせい?……榊原先生!」


 まっすぐにイツキに向かって駆けてくる少女、イツキはそれを受け止め……ない!

さっと避けてかわした!少女は勢い余ってそのまま地面にダーイブ!

なんてひどい!いいぞもっとやれ!


「ぜ、ぜん゛ぜい゛」

「ああすまん、顔見てお前らにされたこと思い出したらつい避けた」

「うっ」


 しれっと答えながら目が笑っていないイツキ、最近緑龍様に似てきてないかい?


「あ、あれはその……」

「あと俺もう教師じゃねぇから。地球じゃない以上地球のルールに従う意味は無いって教師おれを拒絶したのはお前らだからな。そんで教師じゃない俺は俺を殺そうとした奴らに優しく出来るほど人間出来てねぇよ?まあ教師のままでも嫌だとは思ってるけどな」

「……」


 やっぱり緑龍様に似てきたと思う。

さてなんだかシリアスな空気が流れているけど僕はニンゲンを観察してみようと思う。暇だし。


 少女の年齢はイツキの話を元に計算すると現在17歳、身長は森でよく見かけるマウントモンキー位だから……160よりちょっと低いね。髪の毛は根元が黒で先っぽのほうが茶色い、ニンゲンにも毛並みの色が変わる奴がいるんだね。ちなみに僕は尻尾の先がお日様の色です、ほかは白いんだけどねぇ。


 服装は肩と胸に防具を装着していて中の服はイツキが来てた服にちょっと似てるかな?でも下はなんかすっごくひらひらしたものを着てる。っていうか下半身の防御力低いね。薄い布ばっかだし、足でてるし。


 で、属性だけど火属性一色な感じ、癒やしっぽいのも混ざってるけど火属性の派生みたいだし。

赤龍様と契約を結んだみたいだけどわかってるのかねぇ?


『メリット・デメリットはきちんと教えたつもりよ』

「神竜様基準のでしょう?イツキに聞いた限り、神竜様と僕ら、それにイツキ達にとってのメリット・デメリットってかなり隔たりあるみたいですよ?」

『興味深いわね。契約者って今まで黒竜のところのリインしかいなかったし』

「リイン様は幻想世界の住人で神竜様たちと似ていますからねぇ」


 リイン様は黒龍様の契約者だ。幻想世界で生きている方で種族は獏らしい。真っ黒な毛並みをしていてとても美しい方だが悪夢を見た時にしか会えないんだよね。皆が殺された当初はよくお世話になりました。夢の中でいっぱい甘えさせてくれたよ!


『それで?メリット・デメリットって?』

「メリットは膨大な魔力や補助ですよね。イツキなんか特に恩恵受けてますよ」

『ああ。彼、仮契約するまで能力開花してなかったんだっけ?』

「そうです。最近ようやく森のなか歩けるようになりました。コメとか言うものが美味しくなくて引きこもってましたけど」

『魔力や補助は私達にとってもメリットよね。ヒナタのおかげで私も助かってるわ。端末が小さいおかげで細かい調整がしやすいのよ』

「デメリットは寿命です。不死とか覚悟しても気が狂いそうです」

『ヒナタは喜んでたわよ?』

「分かってないんですよ。死ねない恐怖が、置いて逝かれる怖ろしさも」


 しかも神竜様と違って僕らは肉体持ち……契約の効果は不死であって不老ではないのだから。イツキはその辺を理解しているから仮契約でストップしている。いつか死ねるように、大切な人が出来た時ともに生きられるよう余裕を残した。『契約者』は誰でもなれるわけじゃないのだから。……その『大切な誰か』になろうと緑龍様が奮闘しているわけだがそれはまた別の話でここでは関係ない。


 ちなみに僕と赤龍様が雑談している間、イツキとヒノミヤはずっと何やら言い争い、話し合い、最終的にイツキが何やら妥協したらしい。ものすごく大きなため息を付いてもういいとつぶやいていた。


『話し合いは終わったかしら?そろそろ紹介したいのだけど?』

「先生のことならもう知ってるけど?」

「あー、ウルイ、こいつは『火宮 ひなた』だ。俺の元生徒で異世界人な。『火宮』はたぶん火を祀る場所って意味で『ひなた』はひだまりの意味でとらえられてると思う。……頼むから無視する方向でいてくれ」

「興味ないから安心していいよ」

「えっ?なになにこの可愛いキツネ!先生のペット?抱っこしていいかな!?」


 いきなりまくしたてて僕に手を伸ばすイセカイジン。当然僕の洗礼を受けることになるわけだよ。


「『ふざけんじゃねぇよウンディーネ』」

『ヒナタ!?』


 水に関しては最近呪文じゃなくてもイメージで発動するようになってきた。いい傾向だね!


「俺もあんな感じだったわけかぁ」

『ああ、地面に潰れて泥だらけに……まっ、死ぬことはないので気にせず修行を始めましょうか』


 赤龍さまってばクールですね!


ちょこっとキャラ紹介ぱーと2(笑)


火宮 ひなた 

 装備 学校の制服(ブレザー、プリーツスカート)、肩当て、胸当て、ニーハイ、ショートブーツ

 外見 身長 158 体重 ?? 茶髪に染めていたが伸びてプリン状態(笑

 人間基準でいけばかなりの美少女、ただし人間じゃない主人公には通じない

 属性 火 スキル 不死鳥の加護(体力常時微回復)

 

 とある理由で死にそうだったところを黒竜によって赤龍のもとに転送された。ただし火山地帯だったためやはりのそまま瀕死に(笑)あわてて赤龍が保護、属性やスキルが使えそうだったため契約を持ちかけられ契約者に。ただし契約のデメリットを本当の意味で理解しておらずウルイからは頭の軽いやつと判断されている。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ