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異世界行ったら人間卒業⁈ダンジョン生活奮闘記!  作者: binn
第2章 ようこそ!スライムダンジョンへ!
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対オルギリウス戦②

「よしっ!ぶっ殺してやるぜ!オルギリウス!

……ラストがだけど………」


「…いないよー?」


「あれ?……えー、そうだな、オルギリウスは……どこに入るんだ?俺を探しに行ったのかな」


「ンッ!んんっ?」


「ら、ラスト、どうした?」


「なんか変な感じがした……よう」


ラストの言葉を遮るように目にも留まらぬ勢いで剣がラストの体を貫き、

ラストの身体がバラバラに吹き飛ぶのを見ながら呆然とした俺に白銀の騎士が剣を振り上げた。


「うぉ、ぅあぁぁぁあぁぁぉ!」


「ぅらぁ!」


反射的に背後に飛び振り下ろされた剣を避けるが、オルギリウスはそれを見透かしていたかのように剣を振り上げ右腕を斬り付けられる。


血の付いた剣を手にし白銀の鎧に似合わぬ黒のマントが不気味に揺らめき妙な恐怖感を煽り、ゆっくりと言葉を発する。




「……もう逃がさないぞ…」


「転移魔法なんぞでちょこまかと逃げ回るならこちらにも手がある」


「周囲に妨害呪文をいくつか仕掛けた、もし転移魔法など使えば体がバラバラになる」


「つまりだ」




「どんな策を取ろうと……貴様はここで死ぬのだッ!」


オルギリウスの言葉を頭の中で整理しようとしたが、頭の中の整理を終える前にオルギリウスが言葉の通りに斬りかかってくる。


頭の整理をしている中突如として襲いかかる強烈な痛みにハッとし、これからなにをすべきか直感で理解する。


恐ろしいほどスムーズかつ無駄のない動きで立ち上がりスッと滑らかにターンを決めオルギリウスに背を向け走り出した、

この間僅か1秒ほど!


オルギリウスはその凄まじく無駄のない逃走に一瞬呆然としたがすぐに駆け出しその背を追いかける。


「その足だけで私から逃げるつもりか!」


「ぅるせっしゃい!【筋力一時的強化(ドーピング)】!」


「バカめ!早さの勝負で我が流派に勝ると思っているのか!【一線激葬】!」


ん?一線撃葬だと?この距離なら威力も少ないし俺は筋力一時的強化(ドーピング)状態だから簡単に避けられるぞ?

……なんか考えてやがんのか?


………来る!そして右に少し移動することで直撃コースを逃れる!さて、どうするつもりだ?






オルギリウスが使っている一線撃葬は相手に向かって一直線に突っ込んで剣を突き刺す、ただそれだけのスキルである。


だがその突撃力から生み出される力はとても強力で、剣系のスキルでも最上位といっても良い程の威力を誇る、

長距離からの直撃は死を意味しても良いだろう。


そんな強力なスキルには必ずと言っていいほど欠点がある、離れる程威力も上がるが相手に気づかれやすくなるのだ、

ただ、どんなに離れてても近くても突撃時の速さは変わらない。


このスキルは外してしまうと相手の反撃を受ける可能性が高い、なぜならスキルの性質上至近距離に行ってしまうからである。


しかしこれをいい意味で捉えるとするなら、




瞬間的に相手に近づけることだろう。




「は?」


「【空衝】」


オルギリウスから発せられた軽い衝撃が少しの怯みを生む、

しかしその怯みは生死を左右するほど重要なことなのだ。



「死ねっ!【斬り裂く刃(グレイジャート)】ッ!」




死を宣告したかのような、一撃が迫る。

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