激突
どうも!binnです。
ついに第2章も終盤に差し掛かりました、エヴァルは一体どうやってショウコに勝つつもりなのか、それとも逃げるのか、
それでは第2章第40話、お楽しみください!
まさかこんな簡単に見つかるなんて考えもしなかった!
もうちょっと作戦とか考えられる時間もあると思ったのにそんな時間すらなかった!
どうする…一体どうすればこの場を切り抜けられる!
考えろ……考えるんだ……俺の灰色の脳みそをフル回転させろ……!
「ハロォ〜ナイストゥミィトゥ!ダンジョンマスタァ!私はショウコ・ヒノノメ、さっさとダンジョンコアを寄越しなさい!」
と言うかこいつ日本人か⁉︎さっきスキルのヤバさに目を引かれてたけどよくよく見てれば称号【異世界人】持ってたな!
てかいまはそれどころじゃねぇ!
「グリードならここにはいねぇよ!さっさと他のところでも探して見たらどうだ!」
「うぅ〜ん、なんて私のイライラを触るような発言なのかしら、てかグリードって何?強欲?私のこと言ってんの?生意気じゃない!【昇火の槍】!」
「そんな見え見えな足元狙いじゃ………ジャンプでも避けられるぜ!」
「エフフ…………上に……避けたわね?」
「は?」
炎の槍は地面に突き刺さった瞬間、魔法陣を展開し真上に向かい巨大な火柱を上げエヴァルを呑み込んだ。
「どう?2重展開式魔術は?他の魔術とは一味違うわよ?」
未だ登り続ける炎に焼かれているであろう相手に自慢する様に語りかける、
やがて魔法陣は魔力を使い果たし火柱が消えていくのをうっとりと眺めていた。
「あ?いない?」
確かに炎に呑み込まれたと確信していたはずなのに、そこには誰もいなかった、
まるで初めから誰もいなかったように。
「逃げた?いつの間に?…………うぐぐギィ……ムカつくわねぇ………」
「転移魔法あってよかった!無かった死んでた!」
エヴァルは木々の間をするすると駆け抜けながら第6階層を疾走していた、できるだけショウコから離れられる様に急いで反対側へと向かっていた。
「はひぃ…疲れた……ここら辺までくればもう大丈夫だろ………」
その辺の木にもたれかかり息を整えると、頭を冷静にしてショウコに対する作戦を考え始めた。
さて…どうやって撃退する……?
あいつ……氷野々奴は魔術生成とかいうスキルを持ってやがるからな……様々な魔術を持ってるはずだし…それに魔法も何個か持ってやがる……
ヤバイな、どうすればいいんだ?魔術製作って事は魔術を作れるって事だろ?つまり俺の攻撃にほぼ対応してこれるぞ、どうしろってんだ!
いや、でも筋力一時的強化で一気に近づいて衝撃波とかはどうだ?あー……防御魔術とか使われて防がれたら完全に死亡ルート確定か……
うぅむ、一体全体どうすれば………………
その時、エヴァルに説明しようのない悪寒が走った、まるでその場に居続けたら死ぬ様な悪寒が。
「て、【転移魔法】!」
先程までいた木から少し離れた場所に転移し終えた、その瞬間だった、
自分の首があった位置に白銀の鎧を身に着けた騎士が剣を突き刺していた、
その騎士はどこからともなく現れ、自分を殺そうとし、剣を突き刺した、それにとてつもない、まさに今まで感じたことのない様な恐怖を感じた。
「おや?これを避けるとはやりますね、結構刺せる自信あったんですけど、やはりまだまだ修行が足りませんね」
「せ、聖騎士か⁈くそッ!忘れてた!あいつは聖騎士とは逆方向にいたんだった!」
「一応言っておきますが私は聖騎士ではなく上位聖騎士です、階級も1つ上なんですよ?」
「ンなこと知るかぁ!俺にとっちゃあ聖騎士は聖騎士なんだよ!」
「あぁ…そうでしたか、すみませんねぇ、それで……お名前をお聞きしても?」
「…………名前を聞くときは自分からって言葉知ってるか?」
「なるほど、知りませんでした、それでは、私は聖神教上位聖騎士のオルギリウス・グロウノアです、今はとある事情により不死院に派遣されています」
「あぁ…オーケーオーケー、俺の名前はエヴァルグリスだ」
「なるほど、名持ちですかソコソコの強さは持ってるってことですね、それともダンジョンマスターか?」
こ、こいつ!自然な流れで名持ちかどうか調べやがったのか!なんて奴だ!
「まぁそれは放っておきましょう、倒して仕舞えば関係ない、我が師の教えです」
「なんて教えをしてるんだよお前の師匠は……【筋力一時的強化】!」
「いきなり来ますか!受けて立ちましょう!」
このまま一気に近づいて…衝撃波だ!
「喰らいやがれッ……!」
「【衝撃波】ッ!!」




