グリードの作戦
どうも!binnです。
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それでは第2章第18話お楽しみください!
「……奴を魔力切れにするか…そういえば魔力切れになったらどうなるんだ?」
『激しい倦怠感と無気力感に襲われます』
「なるほど、でもどうやって魔力切れにするんだ?魔力を奪うのか?」
『違います、私が思うに奴は激情型の策略家です、様々な作戦を考え、しょうもない事にキレているのです、そして奴は私達が最下層にいると思って私達のダンジョンをズカズカと進んでいます、そこを逆手にとり最下層にあらかじめあるメッセージを書いた看板を立てておくのです』
「看板を?一体何を書いておくんだ?」
『私達はこの階層にはいないよ、早く戻って来いよ、などの挑発文を書きましょう、そうすれば奴はキレて魔術を連発しながら階層を破壊しこの階層来る頃には魔力切れに陥るでしょう』
「そうか……で、今奴らはどこにいるんだ?」
『奴らは今第19階層を進みつつあります』
「もうそんなところなのか⁈ペースが速いな、一体どんな手を使っているんだ?」
『地理把握系のスキルでも持っているのでしょうか?』
「ふぅん、そんなスキルもあるのか、スキルってすげぇな」
『他にも色々ありますよ、例えば農作物をよりうまく作るスキルとか』
「誰が考えてできたスキルなんだよ」
『さぁ?スキルというのは何事も繰り返す事により手に入りますからね、スキルは自然と作られているのでしょう』
「そうなのか……まぁいいか、その話は放って置いてさっそく看板を作るか、ラスト、木を切ってきてくれないか?1本で良いからさ」
「わかった!…あっ!いってきまーす!」
ラストは扉へと走っている途中に俺に向かって笑顔で振り向き、元気よくそう言った。
「……さてと、リンネ、何か書くものとかあるか?」
「ええと……確か私の小屋にあった気がしますね」
「そうか、んじゃあ取って来てくれないか?」
「はーい、わかりました」
リンネはトテトテと小走りで小屋を出て行く、まぁ、リンネの住んでいる小屋は直ぐそこだからあっという間に帰って来るだろう。
「ふぅ、あとはノコギリとかあれば良いな、グリード、ノコギリとか無いか?」
『ありませんね、まぁ、スキルに頼るとしたら別ですけどね』
「またスキルか…どんなスキルなんだ?」
『【創造】です』
「【創造】かぁ、何でも作れるのか?」
『いいえ、片手で持てるものです、しかも一繋がりのもののみです』
「そうか、もしかしたらハンドガンとかも創れると思ったのにな」
『まぁ、スキルが増える事に変わりはありません、早く入手してしまいましょう』
「そうだな、で、どれくらいDPを消費するんだ?」
『そうですねぇ、1500DPくらいでしょうか』
「1500ッ!?結構するんだな」
『まぁ結構レアなスキルですしね、これぐらいは当たり前かと』
「そうか…グリード、DP足りるか?」
『えぇ、先ほどDPに変換したスライム達の残りで何とか』
「よし、それじゃあ【創造】を入手する!」
〔スキル【創造】を取得しますか?〕
「はいィィい!」
〔スキルを取得します〕
声にそう言われると身体の奥の方から何かがみなぎって来るような感覚と共にふとある疑問を思った。
いつも思うがこの声は誰の声なんだろうか、まぁいいか、俺が知ってもどうせわからないからな。
そんな自問自答をしていると、文字を書く為のペンとインクを持ったリンネと小さな低木を持ったラストが帰って来た。
「ただいま!」
「いやぁ、ありましたありました、なかったらどうしようかと思いましたよ」
「おぉ、おかえりラストにリンネ、それじゃあ早速挑発看板を作りたいところだけど……この木じゃちょっと足り無いかな」
「えぇ!ほんと?そんなぁ〜」
「そうだな、んじゃあ俺が木を切って来るからそれまで待っててくれ」
「はーい!」
「行ってらっしゃい〜」
『なるべく早くお願いしますね、奴らは今も私達のダンジョンを進み続けていますから』
「わかったよ、早めに切って来る」
グリードからの注意を受けてから小屋を出て、木が群生しているところに向かって行った。




