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第10話

朝を迎えるだけで1話終わります。

「樹様、おはようございます。」


 朝の6:50、透き通った声が耳を癒す。

 うん。美少女に起こされるのって全世界の男子の夢だよね。


 まあ、私は今女子なわけだけど。


「うん。舞もおはよう。」


 挨拶を返し、取り敢えずベッドから降りた。


 *   *   *


 頭が鉛のように重い。

 原因はわかりきっている。

 睡眠不足だ。


 いや、寝ようとしたんだよ?したけど、舞を見つけたお母さんが『ちょいちょい、舞ちゃん、おばちゃんがいい服着せたるさかい』とか言いながらファッションショーを決行した。

 ........朝の3時まで続いた。


 お陰様で、家族みんな揃って寝不足だ。

 私はショートスリーパーじゃないからね。


 3時間睡眠なんてするもんじゃないわ。


「もしかして、毎日こうやって起こしてくれるの?」

「はい。そのつもりですが...........ご迷惑でしたか?」

「否、そうじゃないんだけどね?いろいろと....ほら、なにか、その......なんかみなかった?」

「何もみてませんが?」

「ホッ....」

「ベッドの裏に隠してあった、う◯っこ党と書かれた成人向け同人誌なんて一切みていません。」

「ちょっと縄買ってくる。」


 私の人生終わりだ。



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