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それ、説明してない?情報は日記をつくり、音は物語(体験)を作る。

今回はオノマトペ、要は音を言葉にする、ということですね。


漫画によくありますよね?ザシュッ!(切る音)であったり、ドクン(心臓が跳ねる音)であったり。


簡単言うとそれをそのまま使うだけです。


例文いきましょうか。




廊下を急いで駆けてくる音がしてくる。




これはよく見る表現だとは思います。


確かに意味としては読者に伝わるでしょう。


あぁ、急いで走ってるんだなぁ。


と思わせることはできます。


けど、そこで終わりなのです。


情報として受け取るだけ。それでは日記を読んでいるのと変わりません。


ではどうするのか。ここで音を言葉する、オノマトペの出番です。


修正後いきますね




ドタドタドタッ!


廊下を駆ける音。




急いでいる様子を音に変換する。


どうでしょうか?この文において私は別に急いでいる、と描写をしていません。


それでもドタドタという音1つであぁ、必死に走ってるのかな?という印象を受け取れると思います。


何よりも音があることでどういった様子なのかが映像として浮かびやすいでしょう?


なぜ音1つで想像ができるのか。


それは読者に体験させているから。


急いでいる、というのはあくまでも情報に過ぎません。


しかしそこにドタドタという具体的な音、が入ることで読者が自身の記憶から似たような状況を持ち出して体験してくれるのです。


物語においてこの体験というものは大きな意味をもたらします。


それは自分自身が物語の中に入っているような感覚になる、没入感につながるということです。


その没入感こそ、読者にあなたの物語を読ませる力なのです。


とは言われても具体的にどういった音を使えばいいのか分かりませんよね?


ってことで一部具体例を上げてみましょうか。




1.「動き・足音」のオノマトペ(空間の広さや重さを出す)


タッタッタッ:軽い足音。ヒロインが小走りで近づいてくるような軽快さ。


ズルズル……:重いものを引きずる音。これだけで「ホラー」や「疲労感」が出る。


スッ……:無音の動きをあえて音にする。達人の剣の構えや、静かに立ち上がる様子。




2.「衝撃・破壊」のオノマトペ(痛覚や威力を直接脳に送る)


ゴツッ!:鈍い痛み。「痛い」と書くより、何かをぶつけた質感が直接伝わる。


バキィッ!:骨が折れる、あるいは硬いものが砕ける音。戦闘シーンの説得力が段違いに上がる。


ドカーン!ではなく「ドゴォォォンッ!」:濁音を増やしたり小文字を使うことで、爆発の「重低音」や「地面の揺れ」まで表現できる。




3.「感情・体内」のオノマトペ


「ドキッ」:驚き、あるいは軽い恋心。


ドクンッ:心臓が跳ねる音。恋に落ちた瞬間や、極度の恐怖を感じた瞬間。「彼は驚いた」と書くより、読者の心拍数も一緒に跳ね上がる。


ピキッ:青筋が浮かぶ音。セリフの前に置くだけで「あ、こいつ怒りを我慢してるな」と一発で伝わる。


ゾワッ:鳥肌が立つ音。嫌な予感や、悪意を向けられた時の感覚。




ここで上げたものはあくまでも一例であり、それは使用例も同じです。


どういった音があるのか気になれば漫画を読んでみてください。どの場面でどのような音が使われているか。


そんな意識を持ちながら読む漫画もまた、違った面白みがありますよ。


ただし、1つ忠告を。


音が大切だとは言っても乱用するのはダメです。


音が多いと次は頭の中がうるさくなり耳障りになってしまいます。


ここぞという場面、決めゼリフや、強調したいシーンなどで使うことをまずは意識してみてくださいね。

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― 新着の感想 ―
オノマトペは意見が割れやすいところですね、どうしても安っぽく見えてしまうのでね。
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